塾長のひとりごと
ブログ
【AIで「正解」だけを見る時代から「考え方」を見る時代へ】ウェイズ先生を作っていて感じること
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
最近の教育ニュースで、個人的にかなり気になったものがありました。
文部科学省が進める「N-E.X.T.ハイスクール」は、AIなどによって社会が大きく変化することを見据え、知識だけでなく、自ら課題を見つけて考える力や、多様な人と協働する力などを育てようとする高校教育改革です。
そんな中、N-E.X.T.ハイスクールの指定校となっている公立高校で、生成AIを使い、物理の授業中の学びをリアルタイムで可視化して、指導や評価へつなげる実証を行ったと、開発企業が9月18日に発表しました。
このニュースを見ながら思ったのが、「やっぱりAIで見たいのは正解だけじゃないよな」ということでした。
これは今、ウェイズ先生を作りながら私自身がかなり意識していることでもあります。
10問中7問正解だけでは、実はあまり分からない
例えば、生徒が数学を10問解いて7問正解したとします。
正答率70%。
数字としては分かりやすいです。
でも先生として知りたいのは、残り3問をなぜ間違えたのかです。
計算ミスなのか。公式を知らないのか。途中までは分かっていたのか。最初から全く分からなかったのか。ヒントを一つ出せばできたのか。
解説を全部見ても理解できなかったのか。
全部、7/10では見えません。
同じ正解でも、中身が違う
逆に正解した問題も同じです。
すぐ解けた正解。10分考えて出した正解。ヒントをもらって出した正解。偶然選択肢が当たった正解。答えを覚えていた正解。
全部○です。
でも理解度は違います。
学校のテストでは、最終的に答案に書かれた答えを採点します。
それは必要です。
ただ、日々の学習なら、答えにたどり着くまでに何が起きたかも見られます。
デジタルやAIが本当に力を発揮するのは、むしろここなのではないかと思っています。
ウェイズ先生でも「どこで止まったか」を残したい
今作っているウェイズ先生でも、この考え方はかなり重要です。
特訓で何問正解したか。
何分勉強したか。
もちろん記録します。
でも最終的には、
どの単元で間違いが多いか。
何度同じところで止まっているか。
ヒントが必要だったのか。
質問した内容は何だったのか。
そこまで私が確認できるようにしたい。
AIが、「正解は3です」と返して終わるなら、わざわざオールウェイズ独自のアプリを作る意味はあまりありません。
AIは「先生を減らす道具」ではなく「先生が気づく道具」にしたい
AI教育の話になると、「AIが先生の代わりになる」という話が出ます。
私はウェイズ先生を作っていますが、ここは少し違います。
AIに任せたいところはあります。
同じ説明を何度でもする。
基礎問題を出す。
ヒントを段階的に出す。
学習記録を残す。
こういうことは得意です。
その分、私が見たいのは、
「この生徒、最近ここでずっと止まってるな」
「正解しているけど時間がかかりすぎているな」
「この単元は一回戻った方がいいな」という部分です。
AIが生徒を見るのではなく、AIを使って人間が生徒をもっと見られるようにする。
私はこっちを目指しています。
答えを一瞬で出せる時代だからこそ、途中が大切になる
生成AIへ問題を送れば、一瞬で答えが返ってきます。
だからこれから、「答えを知っている」だけの価値は下がっていくかもしれません。
でも、なぜそうなるのか。どこから考えたのか。自分はどこで間違えたのか。別の問題にも使えるのか。
これは本人が考える必要があります。
文部科学省もN-E.X.T.ハイスクール構想の中で、AI時代には知識だけではなく、主体的に課題を見つけて考える力などがより重要になるとしています。
AIが賢くなるほど、人間は考えなくていいではなく、何を考えるべきかが変わるということだと思います。
「できた」ではなく「どうやってできた?」
これはAIに限った話でもありません。
普段の授業でも同じです。
正解した。
そこで、「○!次!」と進むこともできます。
でも時々、「なんでこれにした?」と聞きます。
すると、「なんとなく」ということがあります(笑)
逆に、間違えていても考え方はほぼ合っていて、最後の計算だけ間違えている場合もあります。
答えだけなら×。
でも理解度としてはかなり違います。
完全個別1対1で授業をしている理由の一つも、こうした途中を見られることです。
AIと1対1指導は、意外と相性がいい
AIを使うようになったから、人がいらなくなる。
私はそうは思っていません。
むしろAIが記録をたくさん残せるようになるほど、その記録を見て判断する人が重要になります。
ウェイズ先生で特訓する。
質問する。
記録が残る。
私が見る。
必要なら次の授業で戻る。
こうなれば、普段の1対1授業にも情報が増えます。
「昨日どこで困った?」とゼロから聞くのではなく、「昨日、この問題で止まってたよね」から始められる。
これはかなり大きいと思っています。
AIを入れることが目的にならないように
最近は教育でも、AI。DX。データ。という言葉が本当に増えました。
オールウェイズも、かなり使っています。
むしろ最近は私が一番楽しんでいる気もします(笑)
でも、AIを導入しました!だけで満足したら意味がありません。
以前から書いている通り、AIを使って生徒が考えなくなるなら、私は使い方を変えます。
AIを使うことで、自分で考えられる。自分の弱点が分かる。先生がつまずきに気づける。学習が続く。そこまでつながって初めて意味があります。
AIが答えを出せる時代だからこそ、答えの前に何を考えたのか。
そこをもっと大事にしていきたいと思っています。
ウェイズ先生も、まだまだ進化させます。
完成したと思ったら、すぐ次に直したいところが出てくる。
最近はもう、それが通常運転です(笑)
高校生テスト前応援キャンペーン
高校生先着5名限定のEvery Check無料開放を実施中です。
9月7日(月)〜10月10日(土)は完全無料。
学習記録・塾長確認・コメントまで通常通り利用でき、管理費等もありません。他塾との併用も可能です。
授業は今の塾で。自習はオールウェイズで。



