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保護者向け・コラム(豆知識)

【広島県教委が学校のカスハラ対応ガイドライン策定】保護者と学校は対立する相手ではない

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

広島県教育委員会が9月、「学校と家庭・地域との良好な関係づくりを進めるためのガイドライン」を策定しました。

10月1日から適用されるもので、教職員の勤務環境を害する過剰な苦情や不当な要求などから教職員を守るため、学校や教育委員会が組織的に対応する方法が示されています。

先日このブログでも、部活動をめぐる先生方の負担について書きました。

 

今回も根っこには、先生が安心して仕事をできる環境をどう作るかという問題があると思います。

ただ、このニュースを見て、「じゃあ学校には何も言わない方がいいの?」と保護者の方が感じる必要はないと思っています。

 

正当な相談と、不当な要求は別です

子どもが学校で困っている。友人関係で悩んでいる。授業についていけていない。学校へ行きづらくなっている。先生の対応について確認したいことがある。

こうしたことを学校へ相談するのは当然です。

広島県のガイドライン自体も、学校と家庭・地域を、子どもの安全・安心と成長を支える重要なパートナーと位置づけています。

「クレームを言われないためのガイドライン」とだけ受け取ると、本来の目的からずれてしまいます。

大切なのは、相談できる関係を守るためにも、行き過ぎた要求から先生を守ることではないでしょうか。

 

先生に何でも背負わせる仕組みは続かない

学校の先生は授業だけをしているわけではありません。

授業準備。採点。生徒指導。進路指導。部活動。行事。保護者対応。さまざまな仕事があります。

そこへ、長時間にわたる電話や、同じ要求を何度も繰り返すこと、学校では対応できないことまで求めることが積み重なれば、本来子どもに使う時間が減ってしまいます。

それは結果的に、生徒にとっても良いことではありません。

先生を守ることと、子どもを守ることは、対立するものではないと思います。

 

一方で「学校側が言ったから」で終わってもいけない

逆方向も同じです。

保護者が学校へ相談したとき、「学校の決まりなので」「そういうことになっています」だけで終われば、不安は残ります。

 

なぜそういう判断になったのか。

何ができて、何ができないのか。

次にどうするのか。

できる限り説明する。

これは学校だけではなく、塾でも同じだと思っています。

オールウェイズでも、保護者の方から相談をいただくことがあります。

すべての希望に応えられるわけではありません。

でも、できないのであれば、「なぜできないのか」はできるだけお伝えしたい。

その積み重ねでしか信頼関係はできないと思っています。

 

不登校支援では特に「学校対家庭」にしない

先日のブログで、不登校生の出席扱い制度について書きました。

こうした支援では、学校。家庭。本人。学校外の支援機関。が連携する必要があります。

そこで、「学校が分かってくれない」対「家庭から無理な要求をされる」という構図になってしまうと、一番困るのは子どもです。

誰が正しいかを決めるより、この子の今の状況で何ができるのかを考えた方が建設的です。

 

オールウェイズの「ここからサポート」でも、必要に応じて学校との連携を行うのはそのためです。

 

塾も同じです

塾と保護者の関係も、私は同じだと思っています。

成績が上がらない。宿題をしない。授業中の様子が気になる。家での様子が変わった。

そうしたことは、遠慮せず相談してほしいと思っています。

塾側にも見えていないことがあります。

家庭側にも、授業中の様子までは分かりません。

だから情報を共有する。

一方で、塾なら何でも解決できる。先生なら24時間いつでも対応できる。というわけでもありません。

お互いにできることと、できないことを確認しながら進める。

これが一番長く続きます。

 

子どもの前で大人同士が敵にならないこと

今回のニュースを見て、一番大切だと思ったのはここです。

学校と家庭は、そもそも敵ではありません。

塾と学校も敵ではありません。

目的は同じです。

目の前の子どもが少しでも良い方向へ進むこと。

意見が違うことはあります。

学校の判断と家庭の希望が一致しないこともあります。

それでも、「どうすればいいでしょう」と話ができる関係は残したい。

過剰な要求から先生を守る仕組みを作りながら、保護者が必要な相談をためらわなくていい学校にする。

この二つは両立できると思っています。