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【高校選びは「偏差値」だけでは足りない時代へ】全国で進む高校改革、広島の高校も変わっています

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

先日、9月は私立中学・高校の説明会ラッシュなので、できる限り自分で学校へ足を運び、最新の情報を取りに行っているという記事を書きました。

その理由にもつながるニュースが、ちょうど出ています。

文部科学省は9月15日、「産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業」の採択結果を公表しました。

追加公募では60校が採択され、これまでと合わせて全国43道府県・135校が高校改革の拠点として採択されています。

名前だけ見ると、かなり難しい事業です(笑)

ただ、中学生や保護者の方にとって重要なのは、「高校で何を学べるかが、これからさらに学校ごとに違ってくる」ということだと思います。

 

高校は「普通科・商業科・工業科」だけでは語れなくなっている

昔から高校には特色があります。

進学校。

工業高校。

商業高校。

農業高校。

それぞれ学ぶ内容が違います。

 

でも、今回公表された学校の取り組みを見ると、その違いがさらに大きくなっていることが分かります。

例えば、文部科学省が紹介している事例では、工業高校でAIやロボティクス、データ分析、起業について学び、企業と一緒に実際の製品開発まで行う構想があります。

普通科でも、数学や理科だけではなく、生成AIやデータサイエンスを取り入れた探究活動、大学院生や企業の専門家との連携などが計画されています。

 

つまり、「高校で教科書を勉強して、大学受験をする」だけではなくなってきています。

高校3年間で何を経験できるのか。

誰と学べるのか。

どんな設備があるのか。

何を研究できるのか。

そこまで含めて学校を選ぶ時代になっています。

 

広島県の高校も入っています

今回公表された採択校一覧を見ると、広島県では、庄原実業高等学校、
広島国泰寺高等学校
、竹原高等学校、
県立広島工業高等学校が先導校として掲載されています。

取り組みも、それぞれ全く違います。

庄原実業高校は、次世代の農業経営者・技術者を育成する実践的な農業教育。

広島国泰寺高校は、科学技術人材を育てる理数系教育。

竹原高校は、地域の魅力創出を担う人材を育てる共創の学び。

県立広島工業高校は、高度産業人材を育成する実践的な技術教育を掲げています。

同じ「高校」でも、かなり違います。

 

安佐南区から身近な高校でもDX教育はすでに進んでいます

今回の事業とは別に、文部科学省では「DXハイスクール」の取り組みも進めています。

情報・数学などを重視した教育や、大学・企業との連携、デジタルを活用した探究的な学びを強化する学校を支援するものです。

広島県教育委員会によると、2026年度は県立高校17校がDXハイスクールとして掲載されており、安佐南区からも身近な祇園北高校は継続3年目の採択校です。

今年度は廿日市高校、湯来南高校、呉商業高校も新たに加わっています。

こうした動きを見ても、高校そのものが変わっている最中だということが分かります。

 

保護者世代の「○○高校はこんな学校」は、一度更新した方がいい

進路面談をしていると、保護者の方から、「私の頃は○○高校ってこんな感じでした」という話を聞くことがあります。

もちろん、それも大切な情報です。

ただ、保護者の方が高校生だった頃から20年、30年経っていれば、学校が変わっているのは当然です。

 

コースが変わっている。

入試制度が変わっている。

大学進学への取り組みが変わっている。

ICT環境が変わっている。

探究活動が増えている。

企業や大学との連携が始まっている。

 

昔のイメージだけで、

「ここは進学校」

「ここは就職する学校」

「ここはこういう生徒が行く学校」

と決めてしまうのは、かなりもったいないと思っています。

 

偏差値は大切。でも偏差値表だけでは学校生活は分からない

もちろん、高校受験ですから学力は重要です。

現在の成績でどの学校を狙えるのか。

合格するためにあとどのくらい必要なのか。

これは塾として当然考えます。

でも、偏差値55の高校と偏差値55の高校が、同じ学校なわけではありません。

何を学ぶのか。

大学進学にどんな支援があるのか。

どんな探究活動をしているのか。

部活動はどうなのか。

ICTをどう使っているのか。

どんな生徒が多いのか。

通学にどのくらい時間がかかるのか。

本人がその学校へ行ったとき、どう感じたのか。

こちらも同じくらい大切です。

偏差値は「入る難しさ」を考える材料にはなります。

でも、その学校で3年間どう過ごすかまでは教えてくれません。

 

「大学へ行くための高校」から「高校で何をするか」へ

今回の文部科学省の資料を見ていて、特に感じるのがここです。

 

例えば普通科でも、

大学や企業の専門家と研究する。

データサイエンスを学ぶ。

生成AIを使う。

地域課題について探究する。

インターンシップへ行く。

高校の中だけで完結しない学習が増えています。

大学進学を目指す場合でも、「どの大学へ行くために高校へ行くか」だけではなく、「高校3年間で何を経験してから大学へ行くか」という見方ができるようになっています。

これはかなり大きな変化だと思います。

 

だから、説明会やオープンスクールへ行ってほしい

パンフレットを見ても、偏差値表を見ても分からないことがあります。

実際に学校へ行く。

先生の話を聞く。

授業を見る。

設備を見る。

生徒を見る。

気になることを質問する。

これが一番分かりやすいです。

特に今の高校は、新しい取り組みが次々始まっています。

中学3年生はもちろんですが、中学1・2年生でも、「まだ受験じゃないから」と思わず、気になる高校があれば見に行ってほしいと思います。

早いうちに学校を知れば、「この高校へ行きたいから勉強する」という具体的な理由ができることもあります。

志望校は、偏差値表を眺めて決めるより、実際に見た学校の中から見つかる方が強いです。

 

進路指導をする側も、毎年情報を更新しないといけない

だから私も、できる限り学校説明会へ行きます。

今回のような教育ニュースも確認します。

 

学校のホームページを見る。

入試制度を見る。

前年から何が変わったのかを見る。

 

私自身が、「去年こうだったから、今年も同じだろう」にならないようにしています。

学校側がこれだけ変わろうとしているのに、進路指導をする塾側の知識が数年前で止まっていたら困ります。

今年の高校を、今年の情報で見る。

9月の説明会ラッシュで私が動き回っている理由も、まさにそこです。

 

これからは「どこに入れる?」の次まで考えたい

中学3年生にとって、まず合格できるかどうかは当然重要です。

でも、進路相談で本当に考えたいのは、その一つ先です。

「この学校に入ったら、どんな3年間になる?」

理系に興味があるなら、どんな学びができるのか。

大学進学したいなら、どういう支援があるのか。

ものづくりが好きなら、どんな設備や企業連携があるのか。

まだ将来が決まっていないなら、幅広い経験ができるのか。

学校が変わっている今だからこそ、「高校名」ではなく「高校でできること」を見る。

これからの学校選びでは、ますます大切になってくると思います。

高校改革は、生徒からすると少し遠い教育行政のニュースに見えるかもしれません。

 

でも実際には、「自分が高校へ行ったら何を学ぶのか」という、かなり身近な話です。

オールウェイズでも、偏差値や合格可能性だけで学校を並べるのではなく、最新の学校情報を取りながら、その生徒にとってどんな選択肢があるのかを一緒に考えていきます。

今回の文部科学省の採択結果はこちらで確認できます。

 

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