ウェイズ先生

【ついに「ウェイズ先生」アプリ版が完成しました】安佐南区の個人塾がAI学習アプリを自作した理由

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

少し前のブログで、学習支援AI「ウェイズ先生」をアプリ化しているという話を書きました。

そこから授業が終わったあとも、画面を直したり、動作確認をしたり、問題データベースを作ったり、エラーと格闘したり。

そしてついに。

「ウェイズ先生」のアプリ版が、ひとまず完成しました。

 

「塾長、何してるんですか」と言われそうですが、塾長が学習アプリを作っていました(笑)

 

最初は「自習中の質問に答えたい」だけでした

ウェイズ先生を作ろうと思った最初の理由は、とてもシンプルでした。

オールウェイズの授業は、すべて私が1対1で担当しています。

そのため、私が一人の生徒へ授業をしている間に、自習している別の生徒が、「この問題が分からない」となることがあります。

もちろん授業が終われば私が対応できます。

 

ただ、その間ずっと一つの問題で止まってしまうのはもったいない。

そこで、私が授業中でも、生徒が自分で次の一歩を考えられる仕組みを作れないか。

そこから始まったのがウェイズ先生です。

 

「答えを出すAI」にはしたくなかった

生成AIを使えば、問題の答えを出すこと自体は簡単です。

数学の問題を送れば解いてくれる。

英文を送れば訳してくれる。

作文も作ってくれる。

でも、それをそのまま学習に使えばいいとは思っていません。

 

生徒が、

「分からないからAIに聞く」

↓

「答えが出る」

↓

「写す」で終わってしまったら、課題は終わっても本人の力はほとんど残りません。

 

だからウェイズ先生では、いきなり答えを教えない。

ここをかなり大切にしています。

 

「どこまでは分かってる?」

「まず何を使えそう?」

「この部分はどう考える?」と、問題を小さくしながら、生徒自身に考えてもらう。

AIに問題を解かせるのではなく、

AIを使って、生徒が問題を解く。

完成したアプリでも、この考え方が中心です。

 

今回、ただのチャット画面にはしませんでした

「AIに質問できるアプリ」だけなら、もっと簡単に作れたと思います。

でも、それではオールウェイズで作る意味がありません。

今回のアプリには、質問だけではなく、普段の学習を続けるための仕組みも入れました。

 

生徒ごとのログイン。

学習状況が分かるホーム画面。

計算や文法などの特訓。

学習時間。

連続学習記録。

ミッション。

ランク。

称号やバッジ。

学習で貯まるコイン。

ランキング。

かなり盛り込みました。

 

途中から、「質問AIを作っていたはずなのに、なんかゲームみたいになってきたぞ」とは何度も思いました(笑)

ただ、全部ちゃんと理由があります。

 

「正しいこと」だけでは、続かない

勉強した方がいい。

毎日やった方がいい。

復習した方がいい。

そんなことは、生徒も分かっています。

 

問題は、分かっていても続かないことです。

 

だから、

「3日連続で勉強した」

「今日のミッションを達成した」

「あと少しで次のランク」

「1問正解してコインが増えた」という、小さな手応えも作りたいと思いました。

将来のために勉強することはもちろん大切です。

 

でも中学生や高校生にとって、「数年後のために頑張ろう」だけで毎日机に向かい続けるのは簡単ではありません。

だから、今日もう5問やる理由も作る。

それも学習を続ける仕組みの一つだと思っています。

 

成績上位の生徒だけが楽しいアプリにもしたくない

オールウェイズが大切にしている言葉の一つが、「学力再生」です。

もともと勉強が得意な生徒だけが競い合うアプリを作りたいわけではありません。

昨日までできなかった問題ができた。

初めて10問全部正解した。

3日続けられた。

前より勉強時間が増えた。

こういう成長も、ちゃんと本人に見えてほしい。

テストで90点を取ることだけが「成功」ではありません。

30点だった生徒が40点になるために、毎日10分勉強できるようになった。

これも立派な成長です。

だからウェイズ先生では、大きな結果だけではなく、小さな積み重ねを見えるようにすることにもこだわりました。

 

生徒用だけではなく、塾長用の管理画面も作りました

今回のアプリで、私がかなり重要だと思っているのが管理側です。

生徒がAIを使って終わりではありません。

どんな学習をしているのか。

どのくらい使っているのか。

どこで困っているのか。

必要な情報を、私の側でも確認できるようにしました。

AIとのやり取りを完全にAIだけに任せるのではなく、

最後は人間の先生へつながる。

ここは最初から変えたくなかった部分です。

 

ウェイズ先生が対応した内容を見て、「ここは次の授業でもう一回確認しよう」「この単元で何度も止まってるな」と私が判断できる。

AIと人間を分けるのではなく、つなげるためのアプリです。

 

安全面についても、実際に動くところまで作りました

子どもが使う以上、勉強だけ考えていればいいとも思っていません。

AIとの会話の中で、

学校生活の悩み。

友人関係。

怖いこと。

困っていること。

そうした内容が出てくる可能性もあります。

そこで、注意が必要な内容を管理側で確認できる仕組みも作りました。

開発中には実際にテスト用の文章を送って、管理画面側へ注意表示が出るところまで何度も確認しました。

AIがそれらしい返事をしたから終わり。

ではありません。

必要なときには人間が気づけること。

学習アプリを作るなら、ここも外したくありませんでした。

 

そして、問題も「オールウェイズ用」にしていきます

ここからさらに重要になるのが、問題データベースです。

計算問題。

英文法。

一問一答。

漢字や語句。

ただ大量に問題を入れればいいわけではありません。

学年。

単元。

難易度。

学校の進度。

教科書。

定期テスト。

高校入試。

そこまで考えながら整理していきます。

最近は、その問題を大量に登録するための仕組みまで作っています。

ここまで来ると、私もどこへ向かっているのか分からなくなる瞬間があります(笑)

ただ、「もっとオールウェイズの生徒に合うものにしたい」と考えると、必要なものが次々出てきます。

 

「完成」はゴールではありません

今回、アプリ版として動くところまで完成しました。

ただ、これは完成したからもう触らないという意味ではありません。

むしろここからです。

 

実際に生徒が使う。

使いにくいところが出る。

問題が足りないところが分かる。

「こんな機能が欲しい」が出てくる。

それをまた直す。

 

アプリだからできることは、使いながら成長させられることです。

授業だって同じです。

一度作った授業方法を10年間そのまま使うのではなく、生徒を見ながら変えていきます。

ウェイズ先生も、そういうものにしたいと思っています。

 

正直、完成したときはかなり嬉しかったです

私はプログラマーではありません。

普段の仕事は塾長です。

授業をして、生徒の勉強を見て、保護者の方と話をして、教材を作って、進路情報を集める。

その合間でアプリを作っていました。

何度も、「なんで動かんの?」となりました。

直したと思ったら別のところがおかしくなる。

画面ができたと思ったら、今度は保存されない。

動いたと思ったら、見た目が気になる。

気づいたら深夜。

ここ数日は、そんなことの繰り返しでした。

だから、生徒用の画面からログインして、問題を解いて、記録が残り、管理画面からその内容を確認できたときは、

普通にめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

AIを導入したかったのではなく、解決したい問題があった

ここは、自分でも大事にしたいところです。

「AIが流行っているから使おう」から始まったわけではありません。

自習中に生徒が止まる。

質問したくても私が授業中。

勉強を続ける仕組みが必要。

学習記録をもっと活かしたい。

一人ひとりのつまずきをもっと把握したい。

そういう、教室で実際に感じていた問題が先にありました。

その解決方法としてAIが使えそうだった。

だから作った。

AIありきではなく、生徒ありき。

これは今後も変えません。

 

小さな個人塾だから、ここまで好き勝手に作れる

市販の学習アプリには、もっと大規模で高性能なものがたくさんあります。

それと同じものを作ろうとは思っていません。

ウェイズ先生が見るのは、まずオールウェイズの生徒です。

私が普段どんな教え方をしているか。

どんなところで生徒が間違えるか。

どんな声かけなら考え始めるか。

どんな仕組みなら続けやすいか。

それをそのままアプリへ入れられる。

対象が狭いからこそ、細かく作れる。

これは、塾長本人が全部の生徒を見ている小さな個人塾だからこそできることだと思います。

 

完全個別1対1+AIという形へ

もちろん、これからも授業は私が行います。

ウェイズ先生が完成したから、授業をAIへ任せるわけではありません。

目の前で生徒が問題を解く。

途中式を見る。

表情を見る。

「分かった」と言っているけれど、本当は分かっていないところを見つける。

これは私がやります。

その一方で、私が隣にいない時間をウェイズ先生が支える。

塾長本人による完全個別1対1指導。

そして、その外側を支えるウェイズ先生。

ようやく、この形がかなり見えてきました。

 

「AIのある塾」ではなく、「AIを使って学べる塾」へ

これから生成AIは、もっと身近になります。

おそらく「AIを使っています」というだけでは、近いうちに何の特徴にもならなくなると思います。

だから大切なのは、何のために使うのかです。

 

答えを早く知るためなのか。

課題を楽に終わらせるためなのか。

それとも、考えるため。続けるため。振り返るため。自分で勉強できるようになるため。

オールウェイズでは、後者に使います。

「ウェイズ先生」という名前を付けてから、ずっと頭の中にあったものが、ようやく一つのアプリとして形になりました。

まずは完成です。

ここから実際の学習の中で育てていきます。

そしていつか、生徒から、「先生よりウェイズ先生の方が分かりやすい」と言われる日が来るかもしれません。

……そこだけは、ちょっと複雑です(笑)。

でも、そのくらい役に立つものにはしていきたいと思っています。

 

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