塾長のひとりごと

【8月6日に塾で伝えたいこと】勉強できる日常も、平和の一つです

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

今日は、広島にとって、そして日本にとって大切な日です。

広島で暮らす子どもたちは、学校で平和について学ぶ機会があります。

原爆が落とされた日のこと。
戦争によって失われた多くの命。
被爆された方々が経験した苦しみ。
核兵器の恐ろしさ。
同じことを繰り返さないために、私たちが考え続けなければならないこと。

学校でも丁寧に平和教育が行われているため、私は塾の授業時間を使って、長く話をすることはあまりありません。

 

ただ、8月6日を何事もなかったように過ごすのも違うと思っています。

ほんの少しでも立ち止まり、一人ひとりが心の中で平和を祈る。

その時間を持つことが大切だと考えています。

 

平和は「戦争がないこと」だけではない

平和と聞くと、「戦争のない社会」「核兵器のない世界」といった、大きなテーマを思い浮かべる人が多いと思います。

もちろん、それらは平和を考えるうえで非常に大切なことです。

 

しかし、平和は遠い国の出来事や、国同士の問題だけを指すものではありません。

朝、安心して目を覚ますことができる。

家族と食事を取ることができる。

学校や塾へ通うことができる。

教科書を開き、将来について考えることができる。

部活動をしたり、友達と話したり、好きな音楽を聴いたり、ゲームをしたりできる。

 

こうした毎日の生活も、平和だからこそ成り立っています。

私たちが普段「当たり前」と思っている日常は、決して当たり前に保証されているものではありません。

 

勉強できることも、平和の証拠です

生徒にとって、勉強はいつも楽しいものではないと思います。

宿題が多い。
テストが不安。
覚えることが多い。
苦手な問題が分からない。
夏休みなのに塾へ行かなければならない。

そのように感じる日もあるでしょう。

「勉強できることに感謝しなさい」と一方的に言われても、すぐには納得できないかもしれません。

実際、目の前のテストや宿題が大変なことに変わりはありません。

それでも、勉強に悩めるということ自体が、平和な日常の中にあることは、心のどこかに置いておいてほしいと思います。

 

明日の予定を立てられること。

行きたい高校や大学について考えられること。

将来どのような仕事をしたいか迷えること。

分からない問題を先生に質問できること。

 

それらはすべて、未来が続いていくことを前提にした行動です。

勉強できることは、単に学校へ通えているというだけではありません。

自分のこれからについて考えられる環境があるということでもあります。

 

塾だからこそ伝えられる平和

塾は、歴史的な出来事を詳しく教えることを主な役割としている場所ではありません。

学校のように、まとまった時間を使って平和学習を行うこともありません。

では、塾で平和について何を伝えられるのか。

私は、目の前にある日常のありがたさを伝えることだと思っています。

今日も教室の電気がつく。

生徒が自習室へ来る。

教材を広げる。

分からない問題に悩む。

休憩室で食事を取る。

授業が終われば、「また明日」と言って帰る。

一見すると、いつもと変わらない一日です。

 

しかし、その「いつもと変わらない一日」が続くことこそ、平和なのだと思います。

 

平和を祈ることに、決まった形はありません

平和について考えるとき、立派な意見を言う必要はありません。

歴史について、すべてを詳しく説明できなくても構いません。

心の中で、「同じことが二度と起きませんように」「安心して暮らせる日々が続きますように」と願うだけでもよいと思います。

 

大切なのは、8月6日を単なるカレンダー上の一日として通り過ぎないことです。

広島で暮らし、学んでいる一人として、ほんの少し立ち止まる。

過去に起きたことへ思いを向ける。

今ある日常について考える。

その積み重ねが、平和を大切にする心につながっていくのではないでしょうか。

 

身近なところにも平和はある

世界から戦争をなくすことや、核兵器をなくすことは、一人の中学生や高校生だけで実現できることではありません。

あまりに大きな話なので、「自分にできることはない」と感じることもあると思います。

 

しかし、身近なところにも、自分にできることはあります。

相手を傷つける言葉を使わない。

意見が違う人の話も聞く。

誰かが困っていたら、少し手を差し伸べる。

自分と違う考え方を、すぐに否定しない。

いじめや暴力を見て見ぬふりにしない。

教室を一緒に使う人のことを考える。

 

こうした小さな行動も、安心して過ごせる場所をつくることにつながります。

平和は、国や政治だけがつくるものではありません。

私たちが毎日どのように人と接するかという、身近な行動の中にもあると思います。

 

「当たり前の日常」を大切にする

今日もオールウェイズでは、生徒たちが夏期講習や自習に取り組んでいます。

 

学校の宿題を進める生徒。

前期期末試験に向けて勉強する生徒。

受験に向けて、これまでの内容を復習する生徒。

分からない問題に悩みながら、一つずつ解いている生徒。

いつもと同じ教室の風景です。

今日は、その風景を少し違う気持ちで見ています。

 

安心して教室を開けられること。

生徒たちが将来のために勉強できること。

授業が終われば、それぞれの家へ帰れること。

そして、また次の日の予定を考えられること。

この日常が続いていることに、あらためて感謝したいと思います。

 

一人ひとりが、心の中で

平和について考える方法は、一人ひとり違ってよいと思います。

学校で学んだことを思い返す。

家族と話をする。

ニュースを見る。

静かに手を合わせる。

今ある生活を振り返る。

どのような形でも構いません。

塾で長い話をしなくても、今日が大切な日であることを忘れず、一人ひとりが心の中で平和を祈る。

そして、明日も安心して勉強し、食事を取り、好きなことをし、将来について考えられる日常が続くことを願う。

 

8月6日。

広島で学習塾を運営する一人として、今ある日常のありがたさを、生徒たちと静かに共有したいと思います。