夏期講習

勉強法

【夏休みの勉強は得意教科と苦手教科、どちらから始める?】安佐南区の個別指導塾が解説

 

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

夏休みの自習を見ていると、生徒によって勉強を始める教科がかなり違います。

最初に数学を開く生徒。
英単語から始める生徒。
得意な社会を一気に進める生徒。
苦手な英語を前に、なかなか手が動かない生徒。

 

そこでよく出てくるのが、「勉強は、苦手教科から始めた方がよいですか?」という質問です。

苦手なものを後回しにしないという意味では、確かに間違っていません。

ただ、私は全員に「必ず苦手教科から始めなさい」とは伝えていません。

生徒によっては、苦手教科から始めることで、その日の勉強自体が止まってしまうことがあるからです。

 

苦手教科から始めるのが正しいとは限らない

たとえば、英語に強い苦手意識がある生徒がいるとします。

自習室へ来て、最初に英語の問題集を開く。

しかし、単語が分からない。
英文の意味も分からない。
何から手を付ければよいかも分からない。

そこで10分、20分と止まってしまい、「今日は集中できない」「やっぱり英語は無理」となることがあります。

その結果、英語だけでなく、予定していた数学や理科まで進みません。

本人としては苦手教科から逃げずに取り組もうとしたのですが、始める順番が合っていなかったのです。

勉強では、内容だけでなく、どうやって学習へ入るかも大切です。

 

まず得意教科で「勉強モード」に入る方法もある

自習室へ来た直後は、まだ気持ちが勉強へ切り替わっていない生徒もいます。

その場合は、最初に比較的取り組みやすい教科を入れることがあります。

 

たとえば、

  • 漢字を1ページ進める
  • 計算問題を数問解く
  • 英単語の確認テストをする
  • 得意な社会のワークを2ページ進める

といった内容です。

一つ課題が終わると、「今日も始められた」「まず一つ終わった」という感覚が生まれます。

その勢いを使って、次に苦手教科へ移ります。

これは苦手教科から逃げているのではありません。

苦手教科へ入るための助走をつけていると考えています。

 

ただし、得意教科だけで終わってはいけない

得意教科から始める方法にも注意が必要です。

好きな教科ばかり進めて、「今日はたくさん勉強した」と満足してしまうことがあります。

社会のワークはどんどん進む。
漢字もたくさん書いた。
得意な計算問題も終わった。

 

一方で、苦手な英語や数学には一度も触れていない。

これでは、学習時間は増えても、本当に必要な課題が残り続けます。

そのため、得意教科から始める場合も、

最初の20分だけ

このページが終わるまで

など、区切りを決めます。

得意教科は、勉強を始めるために使う。

そこで一日を終えるのではなく、必ず苦手教科へつなげます。

 

苦手教科は、集中できる時間帯に入れる

苦手教科をする時間は、勉強の順番だけでなく、一日の中の時間帯も大切です。

夜遅く、すでに疲れている状態で苦手な数学へ取り組んでも、なかなか進みません。

問題文を読み違えたり、簡単な計算を間違えたりして、さらに苦手意識が強くなることもあります。

夏休みであれば、比較的頭が動きやすい午前中や、昼食後の休憩を終えた時間に苦手教科を入れる方法があります。

たとえば、

午前9時 計算や漢字で学習開始
午前9時30分 苦手な英語や数学
午前11時 得意教科や学校の宿題

という組み方です。

最も疲れている時間に、一番負担の大きい教科を置かない。

これも、学習を継続するための工夫です。

 

「苦手教科」という言葉だけでは広すぎる

生徒が、「数学が苦手です」と言うことがあります。

しかし、数学のすべてが苦手とは限りません。

計算はできるけれど、文章題で式を作れない。
方程式は解けるけれど、分数が入ると止まる。
図形は分かるけれど、説明を書くのが苦手。

英語でも同じです。

単語が覚えられない。
語順が分からない。
文法問題は解けるが、長文になると読めない。
英文は読めるが、英作文が書けない。

「苦手教科をする」と考えると重くなります。

 

しかし、

英単語を10個確認する

正負の数の計算を5問解く

教科書本文を一文ずつ読む

と小さく分ければ、始めやすくなります。

苦手教科に取り組めない原因は、やる気だけではありません。

何をすればよいかが曖昧すぎることも、大きな原因です。

 

最初の一問は、少し易しくてよい

苦手教科を始めるとき、いきなり難しい問題を出す必要はありません。

最初から解けない問題が続くと、「やっぱり自分にはできない」という気持ちになります。

まずは、少し考えれば解ける問題から始めます。

一問解ける。
次も解ける。
少しずつ難しくする。

この流れを作ることで、苦手教科にも入りやすくなります。

以前作成した数学・英語の学習ロードマップも、ここで活用しています。

 

今の単元が難しい場合は、必要なところまで戻り、「まず、ここなら自分で解ける」という場所から始めます。

簡単な問題をすることが目的ではありません。

現在の内容へ戻るために、土台を確認しているのです。

 

苦手教科で5分止まったら、一度確認する

先日の記事でも書きましたが、オールウェイズでは、問題の前で手が止まったときの目安を5分にしています。

苦手教科では、分からない問題に出会う回数がどうしても増えます。

そこで毎回20分、30分と止まってしまえば、勉強を続けること自体が嫌になります。

まずは自分で考える。

分かっている条件を書く。
使えそうな公式や文法を思い出す。
似た例題を探す。

それでも5分間、まったく手が動かないのであれば、一度教科書や解説を確認します。

見た後は、そのまま答えを写すのではなく、解説を閉じてもう一度解きます。

苦手教科では、自分で考える時間と、必要な知識を確認する時間を上手に切り替えることが大切です。

 

生徒によって、最適な順番は違う

自習の順番に、全員共通の正解はありません。

最初から苦手教科に集中できる生徒もいます。

得意教科で勢いをつけた方がよい生徒もいます。

 

朝は数学が進むけれど、夕方は暗記教科の方が合う生徒もいます。

短い課題を一つ終えてから、長い課題へ入る方がよい生徒もいます。

 

だからオールウェイズでは、「勉強は必ずこの順番でしなさい」と一律には決めません。

実際の学習記録を見ながら、

  • どの教科から始めると動きやすいか
  • どの時間帯に集中できるか
  • どこで手が止まりやすいか
  • 得意教科に逃げていないか
  • 苦手教科を詰め込みすぎていないか

を確認して調整します。

完全個別指導というのは、授業内容だけを一人ひとりに変えることではありません。

学習の始め方や続け方まで、その生徒に合わせて考えることだと思っています。

 

おすすめは「始める教科」と「伸ばす教科」を分けること

何から始めればよいか迷う生徒には、次のように考えてもらいます。

 

始める教科

短時間で取り組めて、勉強のスイッチを入れやすい教科です。

計算、漢字、英単語、得意なワークなどが入ります。

 

伸ばす教科

今後の成績や目標のために、時間をかける必要がある教科です。

苦手な数学や英語、前期期末試験で点数を上げたい教科などです。

最初の教科と、最も時間を使う教科は同じでなくても構いません。

始めやすい教科で動き出し、その後に伸ばしたい教科へ時間を使う。

この考え方なら、苦手教科を後回しにしすぎず、勉強のスタートも切りやすくなります。

 

大切なのは、今日も勉強を始められること

夏休みの勉強では、毎日完璧な順番で取り組む必要はありません。

疲れている日もあります。
集中できない日もあります。
苦手教科を見るだけで気持ちが重くなる日もあります。

そのような日に、「苦手教科から始められないなら、今日はもうやらない」となるよりも、まず一つ、取り組みやすい課題から始めた方がよいと思います。

勉強を始められたら、次へつなげる。

苦手教科を短時間でも進める。

一日で完璧に克服しようとせず、毎日少しずつ触れる。

 

夏休みは長いからこそ、無理な方法で数日頑張るより、続けられる順番を見つけることが大切です。

得意教科から始めてもよい。

ただし、得意教科だけで終わらない。

苦手教科から始めてもよい。

ただし、止まり続けて勉強全体を嫌いにならない。

一人ひとりに合った入り口を見つけながら、この夏の学習を進めていきます。

 

完全個別指導塾オールウェイズでは、授業内容だけでなく、自習の順番、学習時間、教材の選び方まで、生徒の状況に合わせて調整しています。

「勉強を始めるまでに時間がかかる」
「得意教科ばかり進めてしまう」
「苦手教科で毎回手が止まる」

そのような場合は、現在の学習の様子を一度お聞かせください。何を勉強するかだけでなく、どうすれば本人が無理なく動き始められるかを一緒に考えます。