勉強法
分からない問題は何分考える?「5分止まったら見る」自習ルール
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
夏休みに入り、自習室では学校の宿題や夏期講習の課題、前期期末試験に向けた勉強が進んでいます。
自習をしていると、必ず出てくるのが「分からない問題」です。
このとき、生徒の行動は大きく二つに分かれます。
一つは、少し分からないだけですぐに答えを見ること。
もう一つは、同じ問題の前で長い時間止まり続けることです。
どちらも、あまり良い進め方とは言えません。
オールウェイズでは、目安を決めています。
5分間、手が止まったら見る。
今日は、この「5分ルール」について書きます。
すぐに答えを見ると、考える時間がなくなる
問題を見て、「分からない」と思った瞬間に答えを開く生徒がいます。
解説を読めば、理解できたような気持ちになります。
しかし、すぐに答えを見てしまうと、
- 問題文から必要な情報を探す
- 習った公式を思い出す
- 似た問題と比べる
- 自分なりの方法を試す
という時間がありません。
答えを見れば、その問題の解き方は分かるかもしれません。
ただ、次に似た問題が出たとき、自分で考えて解けるとは限りません。
勉強では、正しい答えを知るだけでなく、答えにたどり着くまでに考えることも必要です。
だから、問題を見てすぐに答えを開くのではなく、まずは自分で手を動かしてみます。
反対に、長く止まりすぎても勉強が進まない
では、答えを見ずに、いつまでも考え続ければよいのでしょうか。
私は、それも違うと思っています。
難しい問題の前で20分、30分と止まり続ける生徒もいます。
考えているように見えても、実際には、
- 問題文を何度も眺めている
- 同じ計算を繰り返している
- 何をすればよいか分からない
- 集中が切れて別のことを考えている
という状態になっていることがあります。
一問に時間を使いすぎると、ほかの課題が進みません。
さらに、「自分にはできない」という気持ちが強くなり、その後の勉強まで止まってしまうこともあります。
粘ることは大切です。
しかし、考える材料がないまま長時間止まり続けることは、粘ることとは少し違います。
オールウェイズでは「5分止まったら見る」
私が生徒に伝えている目安は、5分止まったら、教科書や解説を見ることです。
ここで大切なのは、「問題を始めてから5分たったら必ず見る」という意味ではありません。
途中式を書けている。
いくつか方法を試している。
少しずつでも進んでいる。
その場合は、そのまま考え続けて構いません。
見るべきなのは、何をしてよいか分からず、手が止まった状態が5分続いたときです。
5分間考えても一歩も進めないのであれば、その問題を解くための知識や考え方が足りていない可能性があります。
その状態でさらに10分、20分と眺め続けても、突然解き方が浮かぶことはあまり多くありません。
一度、教科書、授業ノート、例題、解説などを確認した方が、次の学習につながります。
答えを見る前に、5分間でしてほしいこと
ただ問題を眺めるだけでは、5分間を有効に使えません。
答えを見る前に、まず次のことを試します。
問題文で分かっている情報に印を付ける
数字、条件、聞かれていることを確認します。
数学であれば、分かっている数や求めるものを書き出します。
英語であれば、主語や動詞、時を表す言葉などを確認します。
使えそうな公式やルールを書く
正しいか自信がなくても構いません。
思い出せる公式や文法事項を、いったん書いてみます。
頭の中だけで考えるより、書いた方が次の手順が見えやすくなります。
似た問題を探す
教科書やノートに、同じ形の例題がないか確認します。
まったく同じ問題を探すのではなく、「どこが同じなのか」を考えることが大切です。
どこまでは分かるかを明確にする
「全部分からない」で終わらせず、
「この式を作るところまでは分かる」
「この単語の意味は分かる」
「途中までは計算できた」
と整理します。
ここまで行っても手が止まるなら、解説を見るタイミングです。
解説を見ることは悪いことではありません
生徒の中には、
「答えを見たら負け」
「最後まで一人で解かないと意味がない」
と考える子もいます。
しかし、分からないことを調べるのも勉強です。
教科書を見る。
ノートを見直す。
例題を確認する。
先生に質問する。
これらは、すべて学習の一部です。
大切なのは、答えを見たかどうかではありません。
見たあとに、自分で解ける状態へ戻したかどうかです。
答えを見たら、写して終わらせない
解説を見るときに最も避けたいのが、答えをそのまま写すことです。
それではノートは埋まりますが、自分で解けるようにはなりません。
解説を見たら、まず、「自分はどこで止まっていたのか」を確認します。
公式を忘れていたのか。
計算方法が分からなかったのか。
問題文の意味を読み違えていたのか。
前の単元が理解できていなかったのか。
原因を確認したら、解説を閉じます。
そして、最初から自分でもう一度解きます。
見ながら書けたことと、何も見ずに解けたことは別です。
解説を閉じて、自分の手で再現できて初めて一問が完成します。
5分で区切ると、自習が止まりにくくなる
夏休みは、普段より長い時間を自習に使えます。
しかし、一問の前で長く止まりすぎると、「今日は数学をする予定だったのに、ほとんど進まなかった」ということが起こります。
5分という目安があれば、
「もう少し考えるべきか」
「一度調べるべきか」
を判断しやすくなります。
また、分からない問題へ印を付けて先へ進むこともできます。
あとで塾長に質問する。
次の授業で確認する。
ウェイズ先生を使ってヒントをもらう。
一問で学習全体を止めず、必要なものを使いながら先へ進むことが大切です。
質問するときは「分かりません」だけにしない
5分考えても分からなかった問題は、質問して構いません。
そのときに、「分かりません」だけではなく、
- どこまでは分かったか
- 何を試したか
- どの部分から分からなくなったか
- 解説のどこが理解できなかったか
を伝えてもらえると、質問の質が上がります。
たとえば、
「方程式を作るところまではできましたが、その後の分数計算が分かりません」
「英文の単語の意味は分かりますが、Thisの内容が見つかりません」
というように伝えます。
どこで止まったかを自分の言葉にするだけでも、頭の中が整理されます。
質問は、答えをもらうためだけのものではありません。
自分が分かっていることと、分かっていないことを整理するためのものでもあります。
自習は「考える」と「調べる」の切り替えが大切
勉強では、自分で考える時間が必要です。
一方で、分からないことを適切に調べる力も必要です。
すぐに答えを見るのではなく、まず考える。
考えても手が止まったら、必要な情報を見る。
見たあとは、もう一度自分で解く。
この流れを繰り返すことで、少しずつ一人でも学習を進められるようになります。
オールウェイズでは、目安を5分にしています。
5分間、手が動かないなら、一度見る。 見たら閉じて、もう一度解く。
夏休みの自習で問題の前に止まったときは、ぜひこの流れを試してみてください。



