塾長のひとりごと

苦手だった数学を、今度は後輩に説明できるようになった生徒の話

こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。

 

今日、教室でとても良い場面がありました。

 

中3生が、中1生に数学を説明してくれていました。

 

内容は、マイナスがついたときの累乗の違いについてです。

 

たとえば、

 

  • (-6^2)
  • ((-6)^2)

 

この2つは、見た目は似ていますが、答えが変わります。

 

(-6^2) は、先に (6^2) を計算してからマイナスがつくので、答えは (-36)。

一方で、((-6)^2) は、マイナスも含めて2回かけるので、答えは (36)。

 

中1生にとっては、かなり間違えやすいポイントです。

 

でも、その中3生はホワイトボードを使いながら、きちんと違いを説明してくれていました。

 

説明はバッチリでした。

 

もともと数学が得意だったわけではありません

 

実はこの中3生、もともと数学がとても苦手でした。

 

計算でも手が止まることがありましたし、「なぜそうなるのか」を説明することも苦手でした。

 

自分では分かっているつもりでも、いざ人に説明しようとすると言葉が出てこない。

 

そういうこともたくさんありました。

 

でも、授業の中で何度も何度も、「なんでそうなる?」「どこからそう考えた?」「それを相手に説明するとしたらどう言う?」と確認してきました。

 

最初はうまく言えなくても、少しずつ言葉にする練習を積み重ねてきました。

 

説明できるということは、分かっているということ

 

勉強では、問題が解けることも大切です。

 

でも、それと同じくらい、説明できることも大切です。

 

なぜなら、説明するためには、

 

  • どこがポイントなのか
  • 何を先に計算するのか
  • どこで間違えやすいのか
  • 相手がどこでつまずきそうか

 

を自分の中で整理できていないといけないからです。

 

ただ答えを出すだけなら、なんとなくできることもあります。

 

でも、人に説明するとなると、ごまかしがききません。

 

だからこそ、説明できるようになるというのは、本当に大きな成長です。

 

後輩に教える経験が、自分の力にもなる

 

今回、中3生が中1生に説明している姿を見ていて、改めて思いました。

 

教えることは、教わる側だけでなく、教える側にとっても大きな学びになるということです。

 

人に説明することで、自分の理解も整理されます。

 

「あれ、ここってどう説明すればいいんだろう?」

「この言い方で伝わるかな?」

「どこを強調したら分かりやすいかな?」

 

そう考えることで、ただ問題を解くだけでは身につかない力がついていきます。

 

そして何より、「自分にも説明できた」という経験は、自信になります。

 

苦手だった子が、教える側になる

 

今回の場面で一番うれしかったのは、数学がもともと得意だった生徒が説明したことではありません。

 

数学が苦手で、説明することも苦手だった生徒が、後輩に向けてきちんと説明できるようになっていたことです。

 

これは本当に大きいです。

 

勉強は、すぐにできるようになることばかりではありません。

 

苦手なことに向き合って、何度も間違えて、何度も確認して、少しずつ言葉にできるようになっていく。

 

その積み重ねが、今日のような場面につながります。

 

オールウェイズで大切にしていること

 

オールウェイズでは、ただ答えを教えるだけではなく、自分で説明できるかを大切にしています。

 

「分かった」だけで終わらせない。

「答えが合った」だけで終わらせない。

 

なぜそうなるのか。

どこに注意すればいいのか。

次に同じような問題が出たら、どう考えるのか。

 

そこまで確認することで、少しずつ本当の力になっていきます。

 

今回の中3生の姿は、その積み重ねの結果だと思います。

 

最後に

 

今日は、中3生が中1生に、マイナスがついたときの累乗の違いを説明してくれました。

 

もともと数学がとても苦手で、説明することも苦手だった生徒です。

 

でも、これまで何度も説明する経験を積んできたことで、今日は後輩に向けてしっかり説明できていました。

 

バッチリでした。

 

できなかったことが、できるようになる。

分からなかったことを、説明できるようになる。

そして今度は、誰かに教えられるようになる。

 

こういう成長を見ることができるのは、本当にうれしいです。

 

勉強は、点数だけではありません。

 

こうした小さな成長の積み重ねが、生徒の自信になっていくのだと思います。