塾長のひとりごと
「勉強が嫌い」の正体は、本当に“勉強そのもの”でしょうか。
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
生徒に「なんで勉強が嫌いなん?」と聞くと、小学生でも中学生でも高校生でも、かなり共通して返ってくる言葉があります。
それが、「面白くないから」「楽しくないから」です。
たしかに、それはそうだと思います。
面白くないもの、楽しくないものを続けるのはしんどいです。
でもここで、一つ考えてみたいことがあります。
その「勉強が嫌い」は、本当に勉強そのものが嫌いなのでしょうか。
「勉強=学校の勉強」になっていないでしょうか
おそらく、「勉強が嫌い」と答える人の多くは、勉強=学校でやる内容として捉えているのだと思います。
たとえば、
- 数学
- 英語
- 国語
- 理科
- 社会
こういった、学校で習う教科のことです。
もちろん、日々の生活の中で「勉強」と言われたら、まずそこを思い浮かべるのは自然です。
でも、それがそのまま学校の勉強が嫌い = 勉強そのものが嫌いという形になってしまうことがあります。
私はここに、少しもったいなさを感じています。
ゲームも音楽も、「全部好き」とは限りません
たとえば「ゲームが好き」という子がいたとしても、全てのジャンルのゲームが好きとは限りません。
- RPGは好き
- FPSは好き
- でもパズルゲームはあまり興味がない
- レースゲームはそんなにやらない
こういうことは普通にありますよね。
音楽も同じです。
- K-POPが好き
- ロックが好き
- でもHIP-HOPはあまり聞かない
- レゲエはそんなにハマらない
これもよくあることです。
つまり、「ゲームが好き」「音楽が好き」と言っても、何でもかんでも全部好きなわけではないんです。
好きなジャンルがある。
逆にあまりハマらないジャンルもある。
それが自然です。
勉強も、本当は同じかもしれません
勉強もそれと同じではないかと思うんです。
学校の勉強の中で、たまたま
- 数学がしんどい
- 英語が苦手
- 国語が面白くない
- 社会が覚えられない
そういうことがある。
それ自体は全然おかしくありません。
でもそこで、「数学や英語が嫌いだから、自分は勉強が嫌いなんだ」という形になってしまうと、話が少し大きくなりすぎます。
本当は、学校の勉強というジャンルの中に、苦手なものや興味が持てないものがあるだけかもしれません。
なのに、そこから勉強全体が嫌いという構造が出来上がってしまうことがあります。
興味のないジャンルをずっとやるのは、しんどいです
これも当たり前の話です。
自分がそこまで興味のないゲームを、ずっとやり続ける。
自分がそこまで好きじゃない音楽を、毎日聴き続ける。
それはしんどいです。
そして、その体験が続くと、「このジャンル、嫌いだな」「もうやりたくないな」となるのも自然です。
勉強も同じです。
興味を持てていない内容を、毎日やらなければいけない。
しかも、テストもある。
点数もつく。
人と比べられることもある。
そりゃ、しんどいです。
そしてそのしんどさから、「勉強って嫌い」になってしまうのもよく分かります。
でも、「勉強」にはもっといろいろあります
ここで大事なのは、勉強は本来もっと広いということです。
世の中には、
- 工学
- 自然科学
- 芸術
- 心理学
- 歴史
- 哲学
- デザイン
- 生き物
- 宇宙
- 建築
みたいに、いろんな“学び”があります。
学校でやる教科だけが、勉強の全てではありません。
もちろん塾で扱うのは、どうしても学校で習うような“勉強”がメインです。
数学や英語、国語、理科、社会、それが中心になります。
だから塾でできることにも限界はあります。
工学を本格的に扱うわけでもなければ、芸術学や心理学を深く教えるわけでもありません。
でも、だからこそ私たちにできることもあると思っています。
「こんなのも面白いよ」と伝えることはできる
塾でできることの一つは、「こんなのも面白いよ」と伝えることだと思っています。
普段自分では触れないものでも、
- 友達の家でやったゲームが意外と面白かった
- 勧められた音楽を聴いたらハマった
- 何気なく読んだマンガがすごくよかった
そんな経験、ありませんか。
最初は興味がなかった。
でも、きっかけがあったから好きになった。
これは勉強でも同じことが起こると思っています。
何かひとつ面白いと思える入口があるだけで、見え方が変わることがあります。
好きになるきっかけがあると、人は強いです
勉強でも、何かひとつ
- これ面白いかも
- これなら分かるかも
- これならちょっと知りたいかも
と思えるものに出会えると、そこから大きく変わることがあります。
好きになったら、人は強いです。
やらされる勉強ではなく、自分から知りたいと思える勉強になるからです。
もちろん、全ての教科を好きになれとは言いません。
それは現実的ではありません。
でも、「勉強は全部嫌い」で止まってしまうのは、少し早いかもしれません。
本当はその中に、まだ出会っていないだけの“面白さ”があるかもしれないからです。
最後に
「勉強が嫌い」
そう言う子はたくさんいます。
そしてその理由として、「面白くないから」「楽しくないから」と答えるのも、とても自然なことだと思います。
でも、その“勉強”が何を指しているのかは、一度考えてみてもいいかもしれません。
学校でやる数学や英語がしんどい。
それはある。
でもそれと、勉強そのものが嫌い、は必ずしも同じではありません。
ゲームにも好きなジャンルとそうでないジャンルがある。
音楽にも好みがある。
それと同じように、勉強にも「まだ自分が面白いと思えていないだけ」のものがあるかもしれません。
塾でできることは限られています。
でもその中でも、「こんなのも面白いよ」「こう見ると少し変わるよ」と伝えていくことはできると思っています。
何かひとつ、面白いと思えるきっかけが見つかると、勉強は少し変わります。
そして、好きになれたものはやっぱり強いです。



