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保護者向け・コラム(豆知識)
指を使っていた子が、自然と使わなくなった話。
こんにちは。広島市安佐南区の完全個別指導塾オールウェイズです。
授業前に取り組んでいる百ます計算。
今は引き算を中心にやっています。
その中で、ある生徒が大きく成長しました。
最初は7分台かかっていた引き算が、3分台まで縮まりました。
かなりの進歩です。
しかも、成長はただタイムが縮んだだけではありません。
見ていて分かったのは、指を使う回もがらかに減ったことです。
きっかけは「10を意識すること」
今回、その生徒に特に声をかけていたのは「10のかたまりを意識すること」です。
引き算が遅くなる子の多くは、1つずつ数えたり、頭の中で戻ったりしながら解いています。
特に、
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13−8
-
12−7
-
14−6
のような、10をまたぐ引き算では止まりやすいです。
そこで、
「まず10まで戻る」
「あといくつ引くのか考える」
という感覚を意識してもらいました。
すると、少しずつ計算が整理されていき、タイムも縮まり、指を使う回数も減ってきました。
指を使って計算することを、私は止めません
ここでよくあるのが、「指を使ってるからダメ」「指を使うのはやめなさい」という指導です。
でも、私はあまりそれを勧めません。
なぜなら、指を使っている生徒は、きちんと正確に解くための手段として使っていることが多いからです。
自分なりに答えにたどり着こうとしている方法なんです。
そこをいきなり取り上げても、計算が速くなるとは限りません。
むしろ、
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自信をなくす
-
間違いが増える
-
計算そのものが嫌になる
ということもあります。
大事なのは「使わせないこと」ではなく「必要なくすること」
私が目指したいのは、指を使うことを無理にやめさせることではありません。
そうではなく、たくさん計算すること、10のかたまりを意識すること、考え方を整理すること。
こうした声かけや練習を通して、「指を使う方が逆に面倒だな」「もう頭の中でできるな」と、生徒自身が感じるところまで持っていくことです。
そこまでいくと、指は自然と減っていきます。
誰かに止められたからではなく、自分で必要ないと気づく。
それが一番いい形だと思っています。
できるようになると、使わなくなる
今回の生徒もまさにそうでした。
最初は、指を使いながら一つずつ確認していました。
でも、10を意識しながら何度も取り組むうちに、
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計算が速くなり
-
迷いが減り
-
指を出す回数も減ってきた
のです。
これはすごく自然な成長です。
「指を使わないようにしよう」と頑張ったというより、できるようになった結果として、使わなくなってきた。
私はこの流れが大事だと思っています。
勉強は「禁止」より「理解」
勉強が苦手な子に対して、
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それはダメ
-
そうやるな
-
もっとこうしなさい
と、禁止や修正ばかりを先に出してしまうと、苦しくなることがあります。
もちろん、直すべきことはあります。
でもその前に、
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なぜそうしているのか
-
何に困っているのか
-
どうすれば自然に次へ進めるのか
を考えることが大事です。
今回の百ます計算でも、私は「指を使うな」とは言いませんでした。
その代わりに、
「10を意識しよう」
「この引き算はどう戻る?」
「今の考え方、整理してみよう」
そんな声かけを重ねました。
その結果、タイムも縮まり、やり方も変わってきた。
これはとても良い成長だと思います。
最後に
計算が速くなることは大事です。
でも、それ以上に大事なのは、
その子がどうやってできるようになっていくか
だと思っています。
オールウェイズでは、ただ「正しいやり方」を押しつけるのではなく、その子に合った形で、自然とより良いやり方に進めるように指導していきたいと思っています。
指を使うことは、悪いことではありません。
そこから、どう育てていくか。
そこが大事だと思っています。



