高校生向け

直前期に「理解」を深めると、かえって失敗する理由

 

こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。

 

共通テストもいよいよ直前期に入りました。

 

この時期になると、

生徒からよく出てくる言葉があります。

 

「ちゃんと理解できていない気がします」

「もう一回、最初から理解し直した方がいいですか?」

 

今日は、その問いに対して、

少し厳しめに、でも正直に書きます。

 

直前期に“理解を深めよう”とすると、

むしろ失敗することがあります。

 

 

 

なぜ「理解を深める」が危険になるのか

 

 

理由は、脳の仕組みにあります。

 

人の脳には

ワーキングメモリ(作業記憶)という領域があります。

 

これは、

 

  • 問題を読む

  • 条件を整理する

  • 計算・思考を進める

 

 

こうした作業を同時に処理する場所です。

 

ところが、

ワーキングメモリには明確な容量の限界があります。

 

 

 

直前期は、脳がすでに“パンパン”

 

 

受験直前期の脳は、

 

  • 不安

  • 焦り

  • 時間制限への意識

 

 

これらだけで、

すでにかなりの容量を使っています。

 

そんな状態で、

 

  • 新しい理解

  • 抽象的な理層

  • 「なぜそうなるか」を深掘り

 

 

を始めるとどうなるか。

 

処理しきれず、ミスが増えます。

 

 

 

本番で必要なのは「考える力」だけではない

 

 

誤解しないでほしいのですが、

理解は本来とても大切です。

 

ただし、それは

もっと前の段階でやるべきこと。

 

本番で必要なのは、

 

  • 反射的に出る知識

  • 迷わず使える解法

  • 考えなくても手が動く状態

 

 

つまり、

自動化された処理です。

 

 

 

直前期に起こりがちな失敗例

 

 

実際に、直前期によくある失敗がこれです。

 

  • 数学で公式の導出を考え始める

  • 理科で現象の仕組みを深掘りする

  • 英語で文法の理論を整理し直す

 

 

結果、

 

「分かっていたはずなのに解けない」

「時間が足りない」

 

という状態になります。

 

 

 

直前期は「理解」より「再現性」

 

 

この時期に最優先すべきなのは、

 

同じ問題で、

同じように正解できるか。

 

  • 同じ形式

  • 同じ解法

  • 同じミスをしない

 

 

これが安定しているかどうか。

 

深い理解よりも、

再現性の高さが合否を分けます。

 

 

 

今やるべき正しい行動

 

 

直前期にやるべきことは、明確です。

 

  • 新しい理解を極力増やさない

  • 「考えないと解けない状態」を作らない

  • これまでやった内容を確認する

 

 

具体的には、

 

  • いつもの教材

  • いつもの問題

  • いつもの解き方

 

 

を、淡々と回す。

 

 

 

「考えない」は手抜きではない

 

 

「考えない」と聞くと、

手抜きに感じるかもしれません。

 

でも違います。

 

本番で強い人ほど、

 

  • 考えない

  • 迷わない

  • 立ち止まらない

 

 

これは、

考える必要がないほど

準備してきたからです。

 

 

 

直前期は、今の自分が、

一番点を取れる状態を守る。

 

それが、

この時期にやるべき、

一番大切なことです。