高校生向け
直前期に「理解」を深めると、かえって失敗する理由
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
共通テストもいよいよ直前期に入りました。
この時期になると、
生徒からよく出てくる言葉があります。
「ちゃんと理解できていない気がします」
「もう一回、最初から理解し直した方がいいですか?」
今日は、その問いに対して、
少し厳しめに、でも正直に書きます。
直前期に“理解を深めよう”とすると、
むしろ失敗することがあります。
なぜ「理解を深める」が危険になるのか
理由は、脳の仕組みにあります。
人の脳には
ワーキングメモリ(作業記憶)という領域があります。
これは、
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問題を読む
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条件を整理する
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計算・思考を進める
こうした作業を同時に処理する場所です。
ところが、
ワーキングメモリには明確な容量の限界があります。
直前期は、脳がすでに“パンパン”
受験直前期の脳は、
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不安
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焦り
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時間制限への意識
これらだけで、
すでにかなりの容量を使っています。
そんな状態で、
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新しい理解
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抽象的な理層
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「なぜそうなるか」を深掘り
を始めるとどうなるか。
処理しきれず、ミスが増えます。
本番で必要なのは「考える力」だけではない
誤解しないでほしいのですが、
理解は本来とても大切です。
ただし、それは
もっと前の段階でやるべきこと。
本番で必要なのは、
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反射的に出る知識
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迷わず使える解法
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考えなくても手が動く状態
つまり、
自動化された処理です。
直前期に起こりがちな失敗例
実際に、直前期によくある失敗がこれです。
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数学で公式の導出を考え始める
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理科で現象の仕組みを深掘りする
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英語で文法の理論を整理し直す
結果、
「分かっていたはずなのに解けない」
「時間が足りない」
という状態になります。
直前期は「理解」より「再現性」
この時期に最優先すべきなのは、
同じ問題で、
同じように正解できるか。
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同じ形式
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同じ解法
-
同じミスをしない
これが安定しているかどうか。
深い理解よりも、
再現性の高さが合否を分けます。
今やるべき正しい行動
直前期にやるべきことは、明確です。
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新しい理解を極力増やさない
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「考えないと解けない状態」を作らない
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これまでやった内容を確認する
具体的には、
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いつもの教材
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いつもの問題
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いつもの解き方
を、淡々と回す。
「考えない」は手抜きではない
「考えない」と聞くと、
手抜きに感じるかもしれません。
でも違います。
本番で強い人ほど、
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考えない
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迷わない
-
立ち止まらない
これは、
考える必要がないほど
準備してきたからです。
直前期は、今の自分が、
一番点を取れる状態を守る。
それが、
この時期にやるべき、
一番大切なことです。



