不登校生サポート
保護者向け・コラム(豆知識)
【安佐南区】「ネット出席」って知っていますか?
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
先日、AI教材を開発する「すららネット」と不登校ジャーナリストの石井しこうさんが行った調査で、
“不登校の子どもがオンライン学習を行った際に出席扱いとなる制度”
いわゆる「ネット出席」制度を6割以上の子どもが知らないという結果が出たそうです。
保護者の4人に1人も「知らなかった」と回答。
制度が始まってからすでに20年近く経つにもかかわらず、
まだまだ周知が進んでいない現実が浮かび上がりました。
「ネット出席」とは?
「ネット出席」とは、
学校に行けない子がタブレットなどを使ってオンラインで学習した場合、
一定の条件を満たせば“出席扱い”として認められる制度のことです。
2005年度から始まっており、
-
学校と家庭がきちんと連携していること
-
教員などが定期的に対面でフォローしていること
などを満たせば、校長判断で出席と認定されます。
つまり、「学校に行けない=欠席」ではない選択肢が、すでに存在しているのです。
6割以上が「知らなかった」理由
調査では、児童生徒の63.5%、保護者の26.6%が
「名前は聞いたことがあるが内容は知らない」「聞いたことがない」と回答しました。
また、「学校から制度の説明を受けたことがある」と答えた生徒はわずか3割ほど。
多くの子どもや保護者が制度の存在すら知らされていない現状があります。
さらに、制度を申請しても「前例がない」「うちの学校には制度がない」と断られたケースもあり、
“制度があっても使えない”という壁もまだ根強いようです。
「知っていれば、救えた子」がいる
記事の中で印象的だったのは、利用者の声です。
「学校に行けない罪悪感が減った」
「出席扱いになったことで、自己肯定感が戻った」
これは、不登校支援をしてきた私の現場感覚とまったく同じです。
不登校の背景は一人ひとり違いますが、
“行けない自分を責める”ことがストレスになるケースが多いです。
「学校以外の形でも学べる」「それが認められる」
この安心感があるだけで、子どもは一歩前に進めることがあります。
オールウェイズでの取り組み:「ここからサポートコース」
当塾でも、不登校や通信制高校生を対象にした
「ここからサポートコース」を設けています。
ここでは、
-
塾に来ること自体が難しい生徒には在宅サポートを組み合わせ、
-
「できた」を積み重ねながら自己肯定感を回復させ、
-
将来的に出席扱いや通信制高校への進学につなげる、
そんな支援を行っています。
「行けない」ことを責めるのではなく、
「今できること」を一緒に探す。
それが、地域の塾としての私たちの役割です。
「知らない」をなくすのは、大人の役目
制度を知らなかった子どもや保護者が6割以上という数字は、
“仕組みがあるのに届いていない”という現実を示しています。
オールウェイズとしても、
地域の学校・フリースクール・家庭と連携しながら、
「学びを止めない仕組み」を一つでも多く届けていきたいと思います。
📍お知らせ:不登校・通信制サポート相談受付中
完全個別指導塾オールウェイズでは、
安佐南区エリアで「ここからサポートコース(不登校・通信制高校生支援)」を実施しています。
-
通塾/オンラインどちらも対応可能
-
出席扱い制度の活用相談もOK
-
保護者との連携・フォローを重視
📞 お問い合わせ・個別相談は こちら
一人ひとりのペースを尊重しながら、“次の一歩”を一緒に探します。
このニュースは「制度の存在」だけでなく、
「子どもを追い詰めない社会をどう作るか」を問うものでした。
塾としてできることを、これからも地道に積み重ねていきます。



