夏期講習

中学生向け

直訳でOK!意訳はまだ早い理由

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

 

先日、英語に関するブログを書きましたが、その続きです!

 

英語を学んでいると、どうしても「自然な日本語に直したい」という気持ちが出てきます。

ですが当塾では、中学生の段階では“直訳”を優先しています。

 

ぎこちない日本語でも構いません。

まずは「英文の骨格=意味の対応関係」を正しく理解することが大切だからです。

 

なぜ意訳はまだ早いのか?

 

① 構造の理解を固めるため

 

直訳で「主語=誰が」「述語=どうする」「目的語=何を」と対応させると、文の骨格が崩れません。

逆に意訳を先にすると「なんとなくの日本語」でごまかしてしまい、構造をつかむ力が育ちにくいのです。

 

② 誤魔化し防止

 

英語が苦手なお子さんほど、「雰囲気で訳す」ことに頼りがちです。

でも直訳は、分からないところをはっきりさせてくれる作業。

「動詞の意味を知らなかった」「主語を取り違えていた」など、つまずきが見えるからこそ指導ができます。

 

③ 意訳は“次のステップ”

 

もちろん、最終的には自然な日本語で読めることがゴールです。

でもそれは直訳が正しくできるようになってからで十分。

高校に進んで長文読解を扱うようになった時に、「直訳で確認 → 意訳で滑らかに」という流れができていれば問題ありません。

 

実際の授業では

 

  • 直訳の確認を口頭で一緒に行う

  • 多少不自然でも「英文と1対1で対応している」ことを優先

  • 誤魔化さずに「どこが分かっていないか」を見抜く

 

 

こうして、英文と日本語の対応を体に染み込ませていきます。

 

保護者の方へ

 

「英語が苦手な子ほど、まずは直訳を徹底する」──これはシンプルですが非常に効果的な方法です。

英文が不自然な日本語に見えても、それは理解が進んでいる証拠。

骨格さえつかめれば、意訳や自然な日本語はあとから必ず追いついてきます。

 

当塾ではこのステップを大切にし、一歩ずつ“使える英語”につなげています。