保護者向け・コラム(豆知識)

学校に行きたくないのは“サイン”。保護者が寄り添う夏休み明け

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

 

夏休みもいよいよ終盤です。

高校生は今日から授業が再開した子もいれば、中学生は来週からスタートする子が多い時期。

 

この時期に増えるのが、「学校に行きたくない」という声です。

お腹が痛い、頭が痛いと訴える子。

 

口数が減り、元気がない子。表情に出さなくても、心の中で不安や緊張を抱えている子もいます。

 

実際、厚生労働省のデータによれば、子どもの自殺が一年で最も多い日は9月1日とされています。

 

夏休み明けの「学校再開」が、子どもたちにとって大きな負担になっていることが示されています。

 

子どもたちが「行きたくない」と思う理由

 

子どもが学校を嫌がる理由はさまざまです。

 

  • 夏休みの生活リズムから学校生活に戻るストレス

  • 宿題や課題が終わっていない不安

  • 友人関係やクラスの人間関係の悩み

  • 部活の上下関係やプレッシャー

  • 「勉強についていけるかどうか」の学習不安

 

 

どれも、大人から見れば「大したことない」ように見えるかもしれません。

でも、子どもにとっては「明日が来るのが怖い」と感じるほど重いものです。

 

保護者ができる寄り添い方

 

お子さんが「行きたくない」と言ったとき、最も大切なのは頭ごなしに否定しないことです。

 

 

① 共感する

 

「どうしたの?」「何が嫌なの?」と問い詰める前に、まずは「そう感じてるんだね」と気持ちを受け止めてあげましょう。

 

 

② 小さな行動から始める

 

いきなりフル登校が難しい子もいます。まずは「学校まで行ってみる」「教室には入らなくても先生に顔を出す」といった、小さな一歩から始めてもいいんです。

 

 

③ 専門機関とつながる

 

学校の先生やスクールカウンセラー、地域の相談窓口に早めに相談してください。保護者だけで抱え込む必要はありません。

 

塾としてできること

 

当塾でも、授業中の会話や様子から「もしかしてしんどいのでは?」と感じたときには、即座に保護者にご連絡しています。

勉強を教えるだけでなく、子どもたちの「居場所」であり「安心できる空間」であることを大切にしています。

 

「学校には行けないけど、塾には来られる」

そういう子どもにとって、塾が日常を取り戻すきっかけになることもあります。