勉強法
家庭でできる“ミニ授業”のススメ
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
お盆休みも後半に入りました。
この時期、「そろそろ宿題を片付けないと…」と焦る子もいれば、「まだ休みあるし大丈夫!」と油断している子もいます。
そんな時期にこそオススメしたいのが、自宅でできる“ミニ授業”です。
当塾でも授業中に取り入れている学習法で、家でもすぐに実践できます。
学んだことを「教える」だけ
やることはとてもシンプル。
今日勉強した内容を、家族や友人に3〜5分だけ説明します。
例えば算数なら「0.4Lで塗れる面積の出し方」、国語なら「比喩と直喩の違い」、英語なら「三単現のsのルール」など。
内容は短くてOK。ポイントは 「自分の言葉」で説明すること です。
ただ暗記したことをそのまま言うのではなく、「つまり〜ってことだよ」と自分なりに噛み砕くのが大切。
授業でも大活躍
当塾では授業中に「生徒が先生役になる時間」を作っています。
例えば数学の文章題を解き終えたら、私に解き方を説明してもらう。
国語の読解では、設問の答えをどう導き出したのかを口頭で解説してもらう。
この瞬間、生徒の表情は一気に真剣になります。
説明するために頭の中で整理しようとするから、理解度も一気に上がるんです。
間違えてもOK
説明している中で「あれ?ちょっと違うかも」と気づくことがあります。
これは実は最高の学びのチャンス。
人は“間違えた瞬間”の方が、その後の正しい知識を強く覚えるからです。
だから「間違えるのは恥ずかしい」ではなく、「間違えてラッキー」と考えてほしいですね。
科目別の活用例
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国語:「つまり〜ということです」の形で要約を伝える
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算数・数学:「まず〜をして、それから〜する」と手順を順に話す
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英語:「〜の時は動詞にsがつく」など、ルールをシンプルに伝える
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理科・社会:覚えた用語を1分間で誰かに説明する
なぜ効果があるのか
人は「説明する」とき、聞き手よりも自分の頭が一番フル回転します。
心理学ではこれを “教えることによる学習効果(ティーチング効果)” と呼びます。
アウトプットを繰り返すことで、短期記憶が長期記憶に変わり、忘れにくくなるのです。
お盆明け、スムーズに勉強モードへ戻すためにも、この“ミニ授業”をぜひ家庭でも取り入れてみてください。
きっと「理解できたつもり」が「本当に理解できた」に変わるはずです。