保護者向け・コラム(豆知識)
昨日の自分と比べる習慣
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
8/10の記事では「子どもの行動や成績を、兄弟や友達と比べないこと」の大切さについてお話しました。
比べられる立場になったときのしんどさや、「自分はダメだ」という思い込みが積み重なる危険性について触れましたね。
今日はそこから一歩進んで、「比べるなら昨日の自分と」という考え方を掘り下げていきます。
成長は“他人”ではなく“過去の自分”基準で
テストの点数や順位は、どうしても周囲と比べてしまいがちな指標です。
しかし、それでは“自分の成長”が見えにくくなります。
例えば、算数の小テストで80点を取ったとしても、クラスの平均が90点なら落ち込むかもしれません。
でも、前回が70点だったなら、それは立派な前進です。
成績の本当の価値は“他人との距離”ではなく、“自分がどれだけ前に進んだか”にあります。
小さな成長に気づく習慣
保護者の方にぜひ意識してほしいのは、「大きな変化」だけでなく「小さな変化」に目を向けること。
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前より計算スピードが速くなった
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ノートの文字が読みやすくなった
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問題文を飛ばさずに読むようになった
こうした日々の変化を見逃さず、言葉で伝えることが、自己肯定感の土台になります。
声かけの具体例
「昨日は20問中15問正解だったのが、今日は17問正解になったね!」
「この前よりノートがきれいになってるよ」
「前は途中で諦めてたけど、今日は最後までやり切ったね」
このように具体的に伝えると、子どもは「ちゃんと見てもらえている」という安心感を持ちます。
当塾での取り組み
夏期講習中、当塾では課題や演習の結果を記録し、「前回との比較コメント」を必ず入れています。
点数やスピードだけでなく、姿勢や取り組む表情、計算過程の丁寧さなど、数字では測れない部分も評価対象です。
これが習慣になると、子どもは自然と「昨日より少し良くなろう」という気持ちで机に向かうようになります。
この“自己ベスト更新”の積み重ねが、成績アップの最短ルートです。
最後に
兄弟や友達との比較は一瞬でモチベーションを削ることがありますが、
昨日の自分との比較は、努力の跡を確実に見える形にします。
ぜひ今日から、お子さんと一緒に「昨日の自分に勝つ」習慣を作ってみてください。