勉強法

【1日5時間 vs 毎日1時間】どっちが成績伸びる?脳科学で解説!

 

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです!

 

勉強に関して、

「土日にまとめてやればいいや」

「時間ある日に5時間やったからOK!」

…そんなふうに思ってる人、いませんか?

 

でもちょっと待ってください。

“詰め込み型”と“こつこつ型”は、どちらが本当に力になるのか?

今日は、脳のしくみや心理学の研究ももとに、ハッキリさせましょう。

 

5時間まとめて勉強した場合の落とし穴

 

5時間まとめてやることは、一見「すごく頑張った!」と思えるかもしれません。

でも、脳科学的に見るとこんなデメリットがあります。

 

 

🧠 忘却曲線の罠

 

ドイツの心理学者エビングハウスの「忘却曲線」によると、人間は学んだことを1日後には約70%忘れると言われています。

 

つまり、5時間勉強しても、1日経てばほとんど忘れているのです。

 

 

⚠️ 集中力の限界

 

集中力には“リミット”があります。

一般に、1つのことに集中できる時間は15〜45分

長時間詰め込むと、後半は「作業はしているけど、頭に残らない状態」に。

 

毎日1時間ずつやった場合のメリット

 

逆に、毎日1時間だけやるという習慣は、想像以上に効果的です。

 

 

🧠 分散学習の効果

 

脳は「繰り返し」「一定の間隔」があると、情報を長期記憶として保存しやすくなります。

これは“分散学習(spacing effect)”と呼ばれる効果で、多くの学習研究で効果が証明されています。

 

▶ Harvard大学やUCLAの研究でも、「一気にやるより間隔をあけて学ぶ方が記憶に定着する」とされています。

 

 

🔄 習慣化の力

 

「勉強を始めるまでが大変」という人には、習慣のチカラを味方につけることが大切です。

 

毎日1時間でも“決まった時間にやる”ことで、「今日もやろうかな」が「やって当然」に変わっていきます。

 

結論:短距離なら5時間、長距離は1時間×5日

 

  • 明日の小テストに向けて、とりあえず暗記したいだけなら5時間集中でもOK。

  • でも、定期テスト・受験勉強・内申点対策など、長期的な成果を狙うなら

     → “毎日1時間”の方が圧倒的におすすめです。

 

 

 今日から始められるヒント

 

  • 英単語:毎日5個だけ覚える/書くより“声に出して”使う

  • 漢字:テスト直前より、1日1ページだけ練習を毎日

  • 計算:タイマーで15分計って、パッと終わる演習を

 

 

最後に

 

「やった時間」よりも「思い出す回数」。
コツコツ勉強が勝つのは、脳の仕組みにもちゃんと理由があるんです。

 

「今日はやる気が出ないな…」という日も、1日1時間だけやってみませんか?

積み上げた1時間×5日は、“5時間まとめて”より、ずっと深く残ります。