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【速報】全国学力調査の結果発表!結果が示す今後の課題
先日、文部科学省から全国学力・学習状況調査の速報が発表されました。
注目すべきは 中学3年生の数学(国公私立)の平均正答率が48.8% だったこと。
そして、国語(記述式)の平均正答率はわずか25.6%。
これは、単に「難しかったね」で済ませてよい数字ではありません。
全国平均でこの数値ですから、地域差を考えるとさらに厳しい実態が見えてきます。
「読めない」「考えられない」では済まされない
今回の調査では、特に「思考力・判断力・表現力」を問う問題において、
読み取れない、整理できない、自分の言葉で説明できない
という子どもたちの姿が浮き彫りになっています。
数学では、公式を覚えていれば解ける問題ではなく、
状況を読み取って自分で筋道を立てる力が求められました。
国語も、選択肢ではなく「記述で表す」問題でつまづいています。
これは、テストテクニックではどうにもならない部分です。
塾として、やるべきことは明確です
完全個別指導塾オールウェイズでは、
すでに以下のような取り組みを日常的に行っています。
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記述力を育てる「解き直し指導」
答え合わせで終わらせず、なぜ間違えたのか、どう書けば正解なのかを指導。
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思考のプロセスを言語化する習慣
ただ「わかった」では済ませず、「なぜそう思ったか」を話す練習。
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中学数学の「説明できるレベルでの理解」
計算だけでなく、「この問題、なぜこうなるの?」まで考える授業。
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文章の要点をつかみ、まとめる力の強化
国語でも社会でも、読解→要約→記述の流れを体感させています。
しかし、今回の調査結果を受け、
さらに重点的に取り組む必要性を強く感じています。
「正答率」が下がる前に、「学び方」を見直すべき
平均点や偏差値の前に大切なのは、
「自分の言葉で考えを伝えられるか」
「筋道立てて問題に取り組めるか」
という“学びの根っこ”を鍛えることです。
もしお子さんが、「テスト前だけの勉強」になっていたり、
「選択肢を選ぶだけの学習」に慣れてしまっているとしたら、
それは今、変えるべきサインです。
一人ひとりに向き合う指導で、“考える力”を伸ばします
個別指導の強みは、「答え」ではなく「プロセス」を一緒に見つけるところにあります。
これからも、私たちは「一緒に考える塾」でありたい。
学力調査の数字に一喜一憂するのではなく、
それをきっかけに行動することが、これからの時代に求められているのだと思います。
不登校や支援が必要な生徒にも対応を
今回の調査では、不登校の中学生が全国で1万4893人、小学生でも1万1314人いたと報告されています。
また、支援が必要な子どもたちへの対応状況も初めて集計されました。
私たちの塾にも、不登校を経験した生徒が通っています。
学校とは違う“もう一つの学びの場所”として、
安心して来られる場所を用意することも、地域塾の大切な役割だと考えています。
保護者の皆様、ぜひこの機会に、
お子さまの“学びの中身”について一度見直してみませんか?