ひろしまスポデミア
【「小4の壁」を安佐南区から変えたい】学習×スポーツ×居場所、NPO法人ひろしまスポデミア本日正式設立
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
今日は、まず大きなご報告があります。
10月8日に設立認証をいただいていた「NPO法人ひろしまスポデミア」ですが、本日10月30日、設立登記が完了しました。
これで正式に、特定非営利活動法人ひろしまスポデミアの設立です。
認証が下りた時点ではまだ「設立予定」の段階でしたが、NPO法人は設立登記によって成立します。
ようやく今日から、本当に法人としてスタートすることになりました。
そして、そんな日に読んだニュースがありました。
テーマは、「小4の壁」です。
これを読んでいて、
「これ、スポデミアがやろうとしていることとかなり重なるんじゃないか」と思いました。
もしかすると安佐南区では、この「小4の壁」に対する一つのモデルを、スポデミアから作れるのではないか。
今日はそんな話を書いてみます。
「小4の壁」は、勉強だけの話ではない
「小4の壁」と聞くと、算数が難しくなる、勉強についていけなくなる、といった学習面をイメージする方もいると思います。
もちろん、それも小4頃に起こりやすい変化の一つです。
ただ、今回の記事で取り上げられていたのは、放課後の居場所としての「小4の壁」でした。
制度上、放課後児童クラブ、いわゆる学童は小学6年生まで対象です。
ところが現実には低学年の利用が優先されることが多く、高学年になると利用しづらくなります。
こども家庭庁の2025年5月時点の調査では、学童の待機児童16,330人のうち、小学4年生が5,589人。全体の34.2%を占め、学年別では最多でした。
小学3年生までは学童へ行っていた。
でも4年生になったら入れない。
では、学校が終わってから保護者が帰宅するまでどこで過ごすのか。
家で一人で留守番するのか。
毎日習い事へ行くのか。
友達と公園で過ごすのか。
これが「小4の壁」の大きな問題の一つです。
小4になったから、急に放課後の見守りが必要なくなるわけではない
小学4年生というと、10歳前後です。
低学年の頃と比べれば自分でできることはかなり増えます。
でも、「もう一人で何時間でも大丈夫」と一律に考えられる年齢でもありません。
今回の記事でも、保護者の多くが子どもだけで留守番をさせることに、事故やけが、事件などの不安を感じていることが紹介されていました。
しかも小4くらいになると、低学年とは違う難しさも出てきます。
ただ大人に見守ってもらえれば満足するわけでもありません。
「学童はもう子どもっぽいから行きたくない」という子もいるでしょうし、友達と遊びたい、スポーツをしたい、自分の好きなことをしたいという気持ちも強くなります。
その一方で、学校の勉強も少しずつ難しくなってくる。
放課後の過ごし方を考えるとき、「安全に預かる」だけでは、高学年には少し物足りなくなってくる。
私はここが今回の記事の重要なところだと思いました。
国も「高学年向けの新しい放課後の居場所」を考え始めている
こども家庭庁も、この問題に対して動き始めています。
今回報じられたモデル事業では、小学4〜6年生の放課後の居場所を新たに確保することを想定しています。
しかも興味深いのが、その中身です。
低学年の学童では、勉強や見守りが中心になりやすい一方、高学年は自分たちで主体的に活動できるようになるため、スポーツや音楽など、より活動的な内容も視野に入れていると報じられています。
これを読んで、「まさにスポデミアじゃないか」と思いました。
学習×スポーツは、高学年の放課後とかなり相性がいい
スポデミアでやろうとしていることの一つが、学習とスポーツを分けすぎないことです。
放課後に来る。
まず少し身体を動かす。
友達や大人と関わる。
そのあと宿題をする。
あるいは先に学校の課題を終わらせてからスポーツをする。
毎日同じ形でなくてもいいと思っています。
今日は身体を動かしたい日もあるでしょうし、明日のテストが心配だから勉強をしたい日もある。
子ども本人は「学習する人」と「スポーツする人」に分かれているわけではありません。
一人の子どもの中に両方があります。
だから、学習塾か、スポーツ教室か。ではなく、学習もスポーツもできる放課後の場所。という選択肢があってもいいと思っています。
そして高学年になるほど、この形は面白くなるのではないでしょうか。
「預かる場所」から「自分で過ごし方を選べる場所」へ
小学校低学年なら、大人がある程度一日の流れを決める必要があります。
でも4年生、5年生、6年生になれば、少しずつ自分で考えることができます。
今日は何をするのか。
宿題はどこまで終わっているのか。
スポーツをするのか。
誰かと話すのか。
少し一人で過ごすのか。
その選択を完全に子ども任せにするのではなく、大人が見守りながら少しずつ任せていく。
スポデミアでは、そんな場所も作れたらと思っています。
ただ安全に夕方まで預かる場所ではなく、放課後そのものが一つの成長の時間になる場所です。
オールウェイズをやってきたからこそ、学習面も気になる
私は学習塾をやっていますので、やはりここは気になります。
小学4年生頃は、学習内容も少しずつ変わってきます。
算数ではそれまで以上に抽象的な内容が増えてきますし、国語でも文章を読んで考える力が必要になります。
少し分からないことが出てきても、低学年の頃ほど保護者が毎日宿題を横で見る家庭ばかりではなくなります。
放課後に一人で過ごす時間が増え、そのままゲームや動画を見て夕方まで過ごし、宿題は保護者が帰ってから。
すると結局、保護者も疲れている時間に、「宿題やったの?」から始まることになります。
これは子どももしんどいですし、保護者もしんどい。
だったら放課後の中に、自然に学習する時間が入っていた方がいい。
塾のようにずっと机へ向かわせる必要はありません。
でも、「今日はここまで終わらせてから身体を動かそう」でもいいし、「今日はスポーツをしたあと30分だけ集中しよう」でもいい。
勉強とスポーツの間を行ったり来たりできる。
そこがスポデミアの強みになると思っています。
「勉強させたい保護者」と「遊びたい子ども」の間にも入れるかもしれない
これは私の想像ですが、小4の壁の難しさには、親子の感覚の違いもあると思います。
保護者からすると、「家で一人でゲームばかりするくらいなら、何かしてほしい」と思う。
でも子どもからすると、「学校が終わったあとまで塾には行きたくない」となる。
どちらの気持ちも分かります。
そこで、
スポーツもできる。
友達とも関われる。
宿題や学習もできる。
という場所なら、少し違う選択肢になるかもしれません。
「勉強するためだけの場所」ではないけれど、「ただ遊んで帰るだけの場所」でもない。
私はこの中間が、高学年には結構大事なのではないかと思っています。
安佐南区で、一つのモデルを作れないか
もちろん、今日NPO法人になったからといって、明日から「小4の壁を解決します」と言えるわけではありません。
そこはそんなに簡単ではありません。
子どもを預かるなら安全管理が必要です。
人員も必要です。
費用も考えなければいけません。
学校との連携や地域との連携も必要になるでしょう。
実際、国が進めようとしているモデル事業についても、予算だけでなく、場所や人員を自治体側で確保できるかが課題として挙げられています。
だからこそ、NPOでやる意味もあると思っています。
行政だけでもない。
学校だけでもない。
塾だけでもない。
スポーツ教室だけでもない。
地域のいろいろな人や団体と一緒に作る。
スポデミアがその間に入れる存在になれたら面白い。
私はまず、安佐南区で一つ形を作りたいと思っています。
「安佐南区は、スポデミアから。」
最近、スポデミアについて考えている中で、かなりしっくりきている言葉があります。
「安佐南区は、スポデミアから。」
何でもスポデミアだけで解決する、という意味ではありません。
むしろ逆です。
安佐南区にすでにある学校、スポーツ団体、塾、地域の方、企業、行政などとつながりながら、一つずつ課題に向き合う。
そのスタート地点の一つになれたら、という意味です。
今回の「小4の壁」についてもそうです。
学童がいっぱいなら、ただ新しい学童を増やすという考え方だけではなく、
高学年だからこそ行きたくなる、新しい放課後の場所を作れないか。
スポーツがある。
学習もできる。
人と関われる。
一人で過ごすこともできる。
少しずつ、自分で自分の時間を使えるようになる。
そんな場所です。
国がこれから高学年向けの放課後居場所モデルを作ろうとしているなら、安佐南区でも民間・NPO側から一つの実践モデルを作ってみたい。
そして数年後、「安佐南区ではこういう形でやっています」と他の地域に見てもらえるところまで育てられれば、それはかなり意味のあることだと思います。
今日、正式にスタートしました
今日10月30日、登記が完了しました。
NPO法人ひろしまスポデミア、本日正式設立です。
書類を作っていた時間は終わりました。
ここからは、実際に地域で何をするかが問われます。
学習とスポーツをつなぐ。
不登校の子どもたちにも別の入口を作る。
そして今回のような「小4の壁」に対しても、放課後の新しい選択肢を作れないか考える。
いきなり大きなことはできません。
でも、小さく始めて、実際に子どもたちを見ながら改善していくことはできます。
オールウェイズもそうやって少しずつ作ってきました。
スポデミアも同じように、一つずつ形にしていきます。
安佐南区は、スポデミアから。
今日から、本当のスタートです。



