中学生向け
高校生向け
勉強法
【勉強法シリーズ③】答えを最大限活用する「最初から答えを見る勉強法」
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
前回は、30分をムダにしない「282の勉強法」について書きました。
今回は3つ目。
最初から答えを見る勉強法です。
これだけ聞くと、
「え、それってズルじゃないの?」
「答えを見たら勉強にならないのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
たしかに、答えをただ写すだけなら、全くダメです。
でも、今回書きたいのはそういう話ではありません。
むしろ逆で、答えを最大限活用する勉強法の話です。
一番もったいないのは、「何も進んでいないのに考えている気になっている時間」です
勉強していると、分からない問題で手が止まることがあります。
- 何から手をつければいいか分からない
- 問題文の意味は読めるけど、解き方が見えない
- どの公式を使えばいいか分からない
- そもそもどこに注目すればいいのか分からない
こういう状態のまま、長く考え続けることがあります。
もちろん、自分で考えることは大事です。
でも、手がかりが何もないまま10分も15分も止まり続けると、勉強としてはかなり苦しくなります。
しかも、進んでいないのに「自分は今、頑張って考えている」という気持ちだけ残ることがあります。
これが一番もったいないです。
答えを見ること自体は悪ではありません
ここではっきり言いたいのは、答えを見ること自体は悪いことではないということです。
悪いのは、
- 答えだけ写す
- 意味も分からずそのまま終わる
- 解けたことにして次へ行く
この使い方です。
でも、
- どこから考え始めているのか
- 何に注目しているのか
- どういう順番で進めているのか
- なぜその式になるのか
を見ながら答えを使うなら、それはかなり勉強になります。
つまり、答えを見ること が問題なのではなく、答えの使い方 が問題なんです。
見るべきなのは「正解」ではなく「道筋」です
今回いちばん言いたいのはここです。
答えを見る時に本当に見たいのは、最後の数字や答えそのものではありません。
見るべきなのは、正解にたどり着くまでの道筋です。
たとえば数学なら、
- なぜこの式を立てるのか
- 最初に何を置いているのか
- どこで公式を使っているのか
- 途中で何を整理しているのか
英語なら、
- どこで文を区切っているのか
- どの単語を軸に読んでいるのか
- なぜこの訳し方になるのか
- どの文法事項に注目しているのか
こういうものです。
模範解答って、ただの答え ではありません。
できる人の頭の動かし方が見える資料なんです。
中学生の数学なら、こう使えます
たとえば中学2年生の連立方程式や文章題。
問題を見た時に、
- 何をxにするのか分からない
- どう式を2本作るのか分からない
- 文章を読んでも立式が見えない
こういうことがあります。
この時に、何も見えないまま長く止まり続けるより、まず答えや解説を見て、
- 何を文字で置いているか
- どの文を式にしているか
- どの情報を2本目の式にしているか
を見た方がいいです。
その流れを見てから、一度閉じて、自分の手で解き直す。
この順番にすると、ただ固まって終わる時間が減ります。
高校生の英語や数学でもかなり使えます
高校生だと、さらにこの勉強法の意味は大きいです。
英語長文で全然読めない時。
数学の問題で最初の一手が見えない時。
こういう場面で、「自力でやらなきゃ」と思いすぎると、かなり苦しくなります。
でも、まず解説を見て、
- どこに注目しているか
- 最初の一手は何か
- どの知識を使っているか
をつかんでから、自分で再現する。
この方が、ずっと前に進みやすいです。
「見たあとに自分で再現する」までやって初めて勉強です
ここがすごく大事です。
答えを活用する勉強で大切なのは、見て終わらないことです。
- 一度流れを見る
- ポイントを確認する
- そのあと、何も見ずに自分でやる
ここまでやって、初めて勉強になります。
つまり、答えを見る → 理解する → 自分で再現するこの流れです。
これがないと、ただ「分かった気がする」で終わってしまいます。
自力で解けない自分を責めすぎなくていいです
勉強が苦しい子ほど、
- 自力で解けないとダメ
- 最初から自分でできないと意味がない
- 答えを見たら負け
みたいに思いやすいです。
でも、そんなことはありません。
最初から全部できる人ばかりではないですし、できる人だって最初は型を借りています。
勉強って、いきなり自分の力だけで全部解くことではなく、解ける人の考え方を借りながら、自分のものにしていくことでもあります。
だから、最初から自力で解けない自分を責めすぎなくて大丈夫です。
「答えを写す」のと「答えから学ぶ」のは、全く別です
ここははっきり分けたいところです。
ダメな使い方
- 答えだけ写す
- 手順を読まずに終わる
- 丸がついたことにして満足する
良い使い方
- 道筋を読む
- どこに注目しているか見る
- そのあと自分で解き直す
- 何も見ずに再現する
この2つは、全然違います。
同じ「答えを見る」でも勉強になる見方 とただ終わらせる見方があるということです。
今回の勉強法は、もちろん前者です。
最後に
最初から答えを見る勉強法。
これは、手を抜くための方法ではありません。
むしろ、答えを最大限活用して、理解を前に進める方法です。
ただ写すだけなら意味はありません。
でも、
- 道筋を見る
- できる人の考え方を観察する
- そのあと自分で再現する
ここまでできれば、答えはすごく強い武器になります。
勉強で大事なのは、ずっと苦しみ続けることではありません。
ちゃんと前に進めることです。
分からない問題で止まり続けるくらいなら、まずは型を借りる。
そして、その型を自分の力で再現できるようにする。
それも立派な勉強です。



