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勉強法

【勉強法シリーズ①】全部を同じように頑張らない「トリアージ学習法」

こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。

前回の記事では、6月のテスト前に見直したい勉強法を6つに分けて書いていく、という話をしました。

今回は1つ目。

トリアージ学習法についてです。

少し難しそうな言葉ですが、意味はシンプルです。

全部を同じようにやらないということです。

 

勉強が苦しくなる人ほど、全部を平等にやろうとします

勉強が苦しくなる子は、真面目です。

  • 英語もやらなきゃ
  • 数学も進めなきゃ
  • 理科も見ないと
  • 社会も覚えないと
  • ワークも終わらせないと
  • 苦手も直さないと
  • 得意教科も落としたくない

こうやって、全部を同じ重さで抱え込みます。

一見、とても頑張っているように見えます。

実際、気持ちとしてはすごく真面目です。

 

でも、全部を平等にやろうとすると、時間も集中力も足りません。
その結果、

  • どれも中途半端
  • 何から手をつけるか分からない
  • やったのに進んだ感じがしない
  • テスト前にしんどくなる

ということが起きやすくなります。

 

トリアージ学習法は、「今いちばん大事なもの」を決める方法です

トリアージというのは、もともとは優先順位をつける考え方です。

勉強で言えば、

  • 今すぐやるべきもの
  • やった方がいいけど後でもいいもの
  • 今は後回しでいいもの

に分ける、ということです。

 

つまり、全部大事そうに見えるものの中から、今いちばん先にやるべきものを決める

これがトリアージ学習法です。

 

まずはA・B・Cに分けてみます

やり方はとても簡単です。

今、自分がやろうとしている勉強を全部書き出します。

たとえば中学生なら、

  • 数学ワーク
  • 英単語
  • 理科の暗記
  • 社会の用語
  • 国語の漢字
  • 学校の提出物

などです。

そのあとで、3つに分けます。

 

A

苦手で、しかも点数やテストに直結しやすいもの、提出期限が近いものなど

 

B

必要だけど、Aほど急ぎではないもの、提出期限がまだ先のもの

 

C

今は後回しでも大きく困りにくいもの

 

この時に大事なのは、全部をAにしないことです。

全部Aにしたら、結局何も分けていないのと同じです。

 

数学のワークで考えると分かりやすいです

たとえば数学のワーク。

ここでよくあるのが、苦手な子ほど最初から全部やろうとすることです。

でも、数学がかなり苦手な子が、計算の基本もまだあやしいのに、いきなり発展問題や最後の応用問題に時間をかける必要はありません。

そこに時間を使うより先に、

  • 基本の計算
  • 途中式の書き方
  • 例題レベル
  • 学校の授業で出た基本問題

を安定させた方が、点数にはつながりやすいです。

つまり、その子にとってのAは基本問題の反復です。

 

逆に、数学がある程度できる子なら話は変わります。

すでに計算問題がかなり安定していて、基本問題では大きく落とさない子が、ひたすら同じ計算を反復し続けても、点数の伸びは小さいことがあります。

その場合は、

  • 発展問題
  • 応用問題
  • 少しひねった問題
  • 記述が必要な問題

の方に力を入れた方がいい。

 

つまり、その子にとってのAは発展問題への対応になります。

同じ数学ワークでも、誰にとって何が優先かは違うということです。

 

「みんながやっているところ」をやるのではなく、「自分に必要なところ」をやる

ここはすごく大事です。

勉強が崩れる時って、

  • 友達がそこまで進んでいるから
  • ワークの最後まで全部やらないと不安だから
  • 先生に言われた気がするから
  • 何となく全部やらないとダメそうだから

という理由で、今の自分に合っていない勉強をしてしまうことがあります。

でも、テスト勉強はみんなと同じであることが大事なのではありません。

自分の点数を上げることが大事です。

そのためには、今の自分に必要なところを先にやる方がいいです。

 

後回しにするのは、サボりではありません

トリアージ学習法でよくある勘違いがこれです。

「後回しにしたら、逃げている気がする」

「やらないとダメな気がする」

「全部やらないと不安」

 

でも、後回しにすることは悪ではありません。

むしろ、今いちばん伸ばしたいところに時間を残すための判断です。

たとえば、

  • 今回のテストでは配点が高そう
  • ここは毎回落としている
  • ここを取れたら平均点に近づく
  • ここを落とすと一気に苦しくなる

そういう場所があるなら、そこを最優先にする方がいい。

全部を少しずつやるより、必要なところをしっかりやる方が結果につながります。

 

中学生にも高校生にも使えます

この考え方は、中学生だけでなく高校生にもかなり大事です。

高校生になると、科目数も内容も増えます。

  • 数学
  • 英語
  • 古文
  • 現代文
  • 理科
  • 社会

全部を同じようにやろうとすると、やっぱり崩れやすいです。

だから高校生ほど、

  • 今週の小テストに直結するもの
  • 次の定期テストで落とせないもの
  • 今の自分が一番弱いところ

を先に決めることが大事です。

 

今日からできるやり方

今日すぐにやるなら、これで十分です。

紙でもノートでもいいので、今やるべき勉強を書き出してください。

そして、その横に

  • A
  • B
  • C

を書いていく。

たとえば、

  • 数学の基本計算 A
  • 英単語 A
  • 理科の語句確認 B
  • 社会の細かい資料問題 C
  • 数学の発展問題 CまたはA(できる子なら)

みたいな感じです。

大事なのは、自分に合った優先順位にすることです。

 

最後に

勉強が苦しくなる人ほど、全部を同じように頑張ろうとします。

でも、時間も集中力も限られています。

だからこそ必要なのが、トリアージ学習法です。

 

全部を平等にやるのではなく、

  • 今すぐ必要なもの
  • 後でもよいもの
  • 今は後回しでいいもの

を分けること。

数学のワークでも、

  • 苦手な子は基本問題を優先する
  • できる子は発展問題に力を入れる

このように、優先順位は人によって変わります。

勉強で大事なのは、全部を抱え込むことではありません。
今の自分に必要なところから手をつけること
です。

テスト前ほど、この考え方はかなり大事になります。