英語
中学生向け
【中2英語】「単語の意味さえ分かれば英語はできる」ってほんと?
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
英語について、ときどき「単語の意味さえ分かれば何とかなるでしょ!」という話を聞くことがあります。
たしかに、単語は大事です。
単語が分からなければ、英文は読めません。
でも私は、単語の意味さえ分かれば英語ができる、とは思っていません。
なぜなら、英語は単語をただ並べている教科ではなく、語順や文の構造で意味が決まる言語だからです。
今日は、そのことがよく分かる例をひとつ書いてみます。
「call=電話する」だけで、本当に大丈夫でしょうか
たとえば call という単語。
中学生だと、最初に「〜に電話する」と覚えることが多いです。
だから「I call him.」なら、「私は彼に電話する」と訳せます。
ここまでは大丈夫です。
でも、「I call him Tom.」はどうでしょうか。
「call=電話する」だけで覚えていると、ここで止まる子が出てきます。
でもこの文は、「私は彼をトムと呼びます。」という意味です。
つまり call には「〜に電話する」だけでなく、「〜を…と呼ぶ」という使い方もあります。
並び替えや作文になると、さらに差が出ます
この文は、読むだけでなく、並び替えや英作文になるともっと差が出ます。
「私は彼をトムと呼びます」を書くときに、
-
him と Tom を逆にしてしまう
-
なんとなく単語を並べてしまう
こういうミスは本当によくあります。
なぜか。
それは、単語の意味だけで見ていて、
文の中でそれぞれがどんな役割をしているか
を見ていないからです。
だからこそ、「目的語」が大事になります
ここで出てくるのが、目的語という考え方です。
ただ、いきなり「目的語」と言われても、最初は分かりにくい子もいます。
だからオールウェイズでは、中1の最初からいきなり難しい言葉で押すのではなく、
まずは「だれ?」「なに?」を見つけよう、というところから入ります。
たとえば
I like soccer.
なら、
-
I = 私は
-
like = 好きです
-
soccer = 何を? → サッカーを
この「何を?」にあたる部分が、あとでいう目的語です。
まずはこの感覚をきちんと作ります。
「だれ?」「なに?」が分かると、英語の見え方が変わります
この土台があると、さっきの文も見やすくなります。
I call him Tom.
-
I = 私は
-
call = 呼ぶ
-
him = だれを? → 彼を
-
Tom = 何と? → トムと
この文は、ただ単語が4つ並んでいるわけではありません。
「彼を、トムと呼ぶ」というまとまりでできています。
つまり、「だれを?」にあたる語と、「何と?」にあたる語があるわけです。
ここを見ずに単語の意味だけで読もうとすると、語順が分からなくなります。
make でも同じことが起こります
たとえば make もそうです。
「〜を作る」と覚えている子は多いです。
もちろん、「I made a cake.」なら「私はケーキを作った」で大丈夫です。
でも、「The news made me happy.」はどうでしょうか。
「作る」だけで考えると苦しくなります。
でもこれは「その知らせは私をうれしくした。」という意味です。
ここでも、
-
me = だれを? → 私を
-
happy = どんな状態に? → うれしい状態に
という形になっています。
中2の最初でこの範囲が出てくるからこそ、今この記事を書きたい
callの例で出てきた目的語が2つある文は、中2の最初で出てきます。
そしてここでよく分かるのが、単語の意味だけでは英語は処理しきれないということです。
call も make も、中学で出てくる基本単語です。
難単語ではありません。
それでも、
-
単語の意味だけで読む
-
文の構造を見ない
-
だれを? なにを? を意識しない
この状態だと、読めない文が出てきます。
だからオールウェイズでは、中1の1年間で文の構造を大事にしています
うちの生徒には、中1の1年間でずっと文の構造を意識させています。
-
主語
-
述語
-
だれ?
-
なに?
最初はこうやって、分かりやすい言葉で確認します。
いきなり専門用語だけを押しつけても、英語が苦手な子には入りにくいことがあります。
だからまずは、「この文は誰の話?」「何をしているの?」「何を? 誰を?」というところから整理していきます。
そのうえで、あとから「あ、これが目的語なんだ」と結びつけていきます。
この順番にしているのは、用語を覚えるためではなく、英文をちゃんと読めるようにするためです。
単語は大事。でも、単語だけでは足りません
もちろん、単語を覚えることは大事です。
それは間違いありません。
でも、英語は単語の意味だけ覚えれば終わりの教科ではないです。
-
その単語がどう使われるのか
-
後ろに何が来るのか
-
誰を?何を?がどこにあるのか
-
語順がどうなっているのか
ここまで見ないと、本当の意味では読めませんし、書けません。
最後に
「単語の意味さえ分かれば英語はできる」
そう言いたくなる気持ちは分かります。
でも、今回の
-
I call him Tom.
-
The news made me happy.
のような文を見ると、それだけでは足りないことがよく分かります。
どちらも中学で習う文法です。
難しい高校英語ではありません。
それでも、単語の意味だけで読もうとすると止まってしまう。
だからこそ、英語は単語 + 語順 + 文の構造で見ていくことが大事です。
オールウェイズでは、これからもただ単語を覚えさせるだけではなく、英文の中で「だれ?」「なに?」をきちんと見られる力を育てていきたいと思っています。



