保護者向け・コラム(豆知識)
定員割れでも安心ではない理由― 公立高校入試で本当に起きていること ―
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
2月12日から公立高校の志願変更期間となり、各公立高校では随時倍率を発表しています。
締め切りは、2月18日の正午までです。
さて、入試が近づくこの時期、
保護者・生徒の会話の中でよく出てくる言葉があります。
「倍率1倍切ってるなら大丈夫ですよね?」
この質問、毎年いただきます。
そして、毎年同じ答えになります。
大丈夫とは言い切れません。
今回は、その理由をきちんと説明します。
「定員割れ=全員合格」ではない
まず前提として、公立高校入試は「先着順」ではありません。
あくまで 選抜試験 です。
つまり、募集人数に満たなくても基準に達していなければ不合格になります。
これは珍しい話ではありません。
実際に起きている「定員内不合格」
全国の公立高校入試では、志願者数が募集定員に満たないにもかかわらず不合格となる「定員内不合格」が発生しています。
最新の集計では全国で延べ 1,770人が不合格となっています。
多い順に、沖縄県224人、高知県123人、山口県123人、広島県110人と4県で100人を超えています。
なぜそんなことが起きるのか
主な理由は2つです。
① 学力が基準に届かない
極端に得点が低い場合、教育課程を履修できないと判断されます。
②態度
極端な受験姿勢の問題も対象になります。
公立入試は「人数合わせの試験」ではなく学校生活を送れるかを見る試験です。
例えば、もし基町高校が定員割れしたら?
仮にですが、広島のトップ校である基町高校が定員割れしたとします。
だからといって学力が大きく足りない受験生が合格するかというと、答えは明確です。
合格にはなりません。
これは特別な話ではなく、どの学校にも同じ基準があります。
高校は“入れる場所”ではなく3年間授業を受ける場所です。
授業についていけないと判断される学力の場合、定員に空きがあっても合格にならない可能性があります。
これは厳しさではなく、むしろ配慮です。
入学後に困る未来を防ぐための判断だからです。
塾としての考え
私は「絶対受かる」という言葉は使いません。
その代わり、やるべきことをやり切って万全な状態で当日を迎えてもらう。
ここを目標にしています。
倍率はコントロールできません。
でも、準備はコントロールできます。
入試まであとわずか。
今日も、やるべきことを一つずつ積み上げていきましょう。



