冬期講習

保護者向け・コラム(豆知識)

勉強法

“睡眠を削る”のは逆効果。睡眠不足が成績に与える影響とは?【安佐南区】

 

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

 

ここ数日、中3・高3の子たちからこんな話をよく聞きます。

 

「テスト前に徹夜をして勉強している友人がいた…」
「睡眠削ればもっとやれると思ってやってみようと思う…」

 

その気持ち、ものすごく分かります。

最後の追い込み、やりたいんですよね。

 

でも結論から言うと…睡眠を削る勉強は、“努力が報われないやり方”です。

 

 

科学的にも、教育現場の実感としても、

これは断言できます。

 

今日は、なぜ睡眠不足が学習にとって危険なのか

そして オールウェイズではどう考えているのか をまとめます。

 

 

 

① 睡眠不足は「記憶の定着」を妨げる

 

 

本当に多くの研究で出ていますが、

記憶は寝ている間に整理されます。

 

特に、

・英単語

・古文単語

・理科社会の暗記

・数学のパターン

など、

「頭に入れて使う」タイプの学習は

睡眠なしではほぼ定着しません。

 

実際に、

睡眠時間が6時間未満になると

脳の記憶定着率は4割以上下がる

というデータもあります。

 

つまり——

「寝ずにやった」=「ほとんど忘れている」

という悲しい現象が起きます。

 

無意味な勉強になっているということですね。

 

 

 

② 睡眠を削ると免疫力が落ち、結果的に“勉強できなくなる”

 

 

睡眠不足のときに

・風邪をひきやすい

・頭痛がする

・体が重い

というのは、実は全部科学的に説明できます。

 

睡眠時間が短いと

体の炎症反応が高まり、

免疫力が約40〜60%低下するという研究があります。

 

中3・高3は

ただでさえ体に負担がかかる季節。

 

ここで寝不足 → 体調不良

というパターンは本当に多いです。

 

そして体調を崩すとどうなるか?

 

3日〜1週間、丸ごと勉強できない。

 

これが一番ダメージが大きい。

 

だからこそ、

寝不足で“1日頑張る”より、睡眠をとって“1週間継続する”ほうが圧倒的に強いということです。

 

 

 

③ 睡眠不足は「判断力」「集中力」を奪う

 

 

アメリカの睡眠研究で、

睡眠4時間の状態は、軽い飲酒状態とほぼ同じ

というデータがあります。

 

つまり、

・集中できない

・ミスが増える

・文章を読み違える

・計算ミスが増える

……これらはすべて「脳のエラー」です。

 

睡眠不足の脳は、

読めているようで読めていません。

 

頑張っても成果が出にくく、

自信を失う子も多いです。

 

 

 

④ オールウェイズの結論: 睡眠は“最強の勉強効率化”です

 

 

オールウェイズの生徒には、

いつもこれを伝えています。

 

「夜の1時間より、朝の30分の方が強い。」

 

だから塾も

朝6時から開けている わけです。

 

夜の集中力は落ちる。

朝の脳は“学習に最適化”されている。

 

これは本当に大きい差です。

 

実際に

・朝に来る生徒

・夜に無理して勉強する生徒

この2つでは伸びが違います。

 

夜は早く切り上げて、

朝にやる。

これが結果を出す子の共通点です。

 

 

 

⑤ 中3・高3こそ「睡眠」を削らないでほしい

 

 

特にこの時期、

焦りで睡眠を削る子が一気に増えます。

 

でも、

睡眠は削るものではなく、“投資”です。

 

・記憶の定着

・集中力

・判断力

・免疫力

・やる気

・メンタル安定

 

全部、睡眠に支えられています。

 

睡眠を削ってまで頑張るのは、

ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなもの。

 

「やってるはずなのに、伸びない」

そう感じる子の多くは、

睡眠不足です。

 

 

 

最後に

 

 

テスト前・受験前ほど、

「夜更かしは美談ではない」と伝えたいです。

 

成績は、

努力量 × 生活リズム × 睡眠

この3つで決まります。

 

オールウェイズでは、

冬期講習でも“生活リズムごと改善する指導”を行います。

 

削るのは睡眠じゃなくて、

無駄な不安と、無理な勉強法。

 

正しい努力で冬を乗り切りましょう。

 

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