中学生向け
【速報】令和7年度 広島県公立高校入試、全体平均22.6点に低下。
今年度(令和7年度)の広島県公立高校入試の結果が発表されました。
令和7年度広島県公立高校入試の結果について(広島県教育委員会ホームページより引用)
5教科の平均点は22.6点と、昨年度の26.1点から3.5点ダウン。
ここ数年の傾向から見ても、“難化”だったことがわかります。
今回は県教委のデータとこれまでの入試結果を踏まえた分析を行います。
各教科の平均点
教科 |
平均点(50点満点) |
昨年度比 |
---|---|---|
国語 |
21.4点 |
-8.1点 |
社会 |
24.4点 |
-2.5点 |
数学 |
19.6点 |
-4.1点 |
理科 |
26.2点 |
±0点 |
英語 |
21.4点 |
-2.7点 |
国語・数学が特に難化!
特に注目すべきは数学と国語。
-
数学は、過去15年で初めて20点を下回る19.6点。
令和4年度の「20.2点」を下回り、ついに大台割れ。
⇒ 難しかった大問は関数・文章問題。基本的な計算問題の正答率は74.9%と高めでも、それ以外で差がついた模様です。
-
国語も昨年29.5点→今年21.4点と大幅にダウン。
⇒ 記述問題の出題数、記述量ともに大幅増加。2024年270字→2025年355字と圧倒的。特に説明文が難しかった印象です。
国語に関しては以前、大問別に詳しく解説した記事がありますので参考にしてください。
英語は「への字型」=難しい証拠
英語の得点分布グラフは、平均より低い層が多い“への字型”。
このグラフの形は、「苦手な子は本当にできず、得意な子だけがある程度得点している」状態を示します。
-
リスニングは例年通りの出題形式。
-
長文読解で「場面・目的に応じた英語表現」を使う問題が多く、記述も絡んで得点しにくかったと考えられます。
5教科全体に共通した傾向とは?
広島県教委は、5教科全体に共通した課題として「読解力・考察力・表現力の弱さ」を指摘しています。
「資料から読み取った情報を、学習内容と結びつけて自分の考えを表現する力」がまだまだ不十分。
つまり、“ただ覚える”では対応できない問題がますます増えているということ。
文章・図・グラフ・会話文など、複数の情報を結びつけて考える力がこれまで以上に重要になってきています。
来年以降、どんな対策が必要か?
✔ 記述問題対策の強化
→ 書くことを「特別なこと」とせず、普段から「自分の考えを言語化する」練習を。
✔ 関数・資料読解・長文読解の重点練習
→ 苦手になりやすく、差がつきやすいポイントは変わりません。
✔ 朝学習・反復・メタ認知の強化
→ 脳科学的にも、朝の時間や適度な報酬設定(ご褒美)、反復練習が学力に直結します。
まとめ
今年の入試結果からは、
「全体的に難化している」という事実だけでなく、「求められる力の変化」も明確に現れていた
と言えます。
当塾では、こうした入試傾向をもとにした“実戦力重視”の指導を行っています。
来年度入試を見据えた対策を、今から一緒に始めませんか?
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