勉強法
暗記科目なのに記述問題?社会の記述対策とは
オールウェイズは今日からゴールデンウィーク休暇に入っています!
期間中もいくつかブログを更新しようと思います!
さて、「社会は暗記で点が取れる」「語句さえ覚えればOK」そんなイメージを持っていませんか?
確かに、社会は歴史の年号や地理の名称、公民の用語など、覚えるべき情報が多い科目です。
しかし、近年の入試では「ただ知っている」だけでは点が取れない問題が増えてきています。
社会においても「記述力」が求められる傾向が強まっています。
もう社会は「暗記科目」ではないということですね。
なぜ社会に記述問題が増えているのか?
背景にあるのは、「思考力・表現力・判断力」の重視です。
これは国語や英語に限った話ではなく、社会でも「なぜそうなるのか」「それをどう活かすのか」といった“理解の深さ”を測る必要があるという流れです。
たとえば、「なぜ日本は地震が多いのか」「少子高齢化が進むとどのような課題が生まれるか」「投票率を上げるためにはどうすれば良いか。」といった問題は、単語を覚えているだけでは対応できません。
社会の記述力を伸ばすために必要な力
社会の記述問題では、以下のような力が求められます。
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用語の意味を説明する力
例:「選挙権とは何か?」を自分の言葉で説明する。 -
因果関係を示す力
例:「工業が発展した地域にはどのような特徴があったか?」といった問いに、地理・歴史の知識を組み合わせて説明する。 -
背景や理由を考える力
例:「なぜ江戸幕府は鎖国政策を取ったのか?」というように、単なる事実を超えた深掘りが求められる。
実際の学習で気を付けたいポイント
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「なぜ?」と考えるクセをつける
ただ用語を覚えるだけでなく、「どうしてそうなったのか」「どんな影響があったのか」をセットで考える癖をつけましょう。
例えばワークを解くときに、赤で書き込んだ横に「理由」や「背景」も一言添えるだけでも記述対策になります。 -
記述問題を日常に取り入れる
模試の過去問や市販の問題集では、短めの記述問題が掲載されていることがあります。最初は20〜30字でOKです。
書き慣れることで、社会の知識が“使える知識”へと変わっていきます。 -
学校の先生の模範解答を参考にする
特に中学では、先生が作成した記述の模範解答がとても良い教材になります。表現の工夫や大事な視点を学びましょう。 -
自分の言葉でまとめ直す
塾でもおすすめしているのが、学んだことを一問一答ではなく、短文でノートにまとめ直すこと。「江戸時代の外交」などのテーマごとに50字程度で説明してみる練習を積むことで、本番にも強くなります。
記述力は、社会の理解を深めるための武器
社会の記述問題が得意になると、歴史や地理の「流れ」や「背景」がスッと頭に入ってきます。
これは単なるテスト対策を超えて、ニュースを理解したり、将来社会に出たときに状況を分析する力にもつながっていきます。
塾ではこのような力を養うため、「記述練習」や「自分の言葉で答える時間」を取り入れています。
苦手な生徒さんでも、最初は書き方の型を覚え、徐々に自分の意見や言葉で説明できるようになっていきます。
社会の記述問題に強くなるには、日々の意識がカギ!
暗記と記述は別物ではなく、むしろ記述のために暗記をする、という視点が大切です。
「これは説明できるかな?」「なぜそうなるの?」と問いかけながら学ぶことで、知識が深まり、記述への苦手意識も薄れていきます。
社会の勉強が「面白い」と感じられるようになるかもしれません。ぜひ、今日から少しだけ記述の視点を取り入れてみてくださいね。
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