塾長のひとりごと

学年をこえて、良い刺激になっている関係

 

こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。

今日は、教室で少し良いなと思う場面がありました。

中1生と中3生が、休憩室で話をしていました。

 

内容は、勉強のこと。
テストのこと。
そして、他愛もない話。

特別にこちらが話し合わせたわけでも、面談をしていたわけでもありません。

自然に話していました。

その様子を見ていて、なんだか良い関係だなと思いました。

 

隣同士で自習している2人

その2人は、自習室でも隣同士に座っています。

毎日のように顔を合わせ、同じ空間で勉強しています。

もちろん学年は違います。

勉強している内容も違います。

テストや受験に対する立場も違います。

 

でも、同じ場所で勉強しているからこそ、お互いに少しずつ影響を受けているように感じます。

中1生にとって、中3生は少し先を歩いている先輩です。

中3生にとって、中1生は少し前の自分を思い出させてくれる存在なのかもしれません。

いわば、切磋琢磨している関係ですね。

 

2人は、勉強に対して少し似ています

見ていて思うのは、この2人は勉強に対して少し似ているところがあるということです。

特に似ているのは提出物を後回しにしてしまうギリギリ具合です。

「そろそろやらないといけないよ」

「ここまでには終わらせよう」

「このペースだとまずいよ」

と、こちらが何度も声をかけることがあります。

 

そして、なんならやらずに、塾長である私にこっぴどく叱られることもあります。笑

もちろん、笑いごとではありません。

提出物は成績にも関わりますし、テスト勉強の土台にもなります。

だから、やらない時はしっかり言います。

 

でも、そういうところも含めて、2人は少し似ているなと思います。

 

中3生も、最初からできていたわけではありません

今、中3生は少しずつ提出物の進め方や勉強の取り組み方が身についてきています。

でも、最初からできていたわけではありません。

むしろ、かなり時間がかかりました。

提出物をためてしまう。

ギリギリになって焦る。

分かっているのに後回しにしてしまう。

そして叱られる。

そういうことを何度も経験してきました。

 

でも、そのたびに少しずつ修正してきました。

一度で変わったわけではありません。

何度も失敗して、何度も声をかけられて、何度もやり直して、少しずつできるようになってきました。

 

そして今、やっと少しずつ身についてきているところです。

 

ゆっくり、じっくりできるようになるタイプ

この2人は、何かを言われてすぐにパッと変わるタイプではないかもしれません。

もちろん、すぐにできるようになる子もいます。

一度言えば、すぐに行動が変わる子。

計画的に進められる子。

提出物も早めに終わらせられる子。

それはそれで素晴らしいです。

 

でも、全員がそうではありません。

中には、ゆっくり時間をかけて、何度も経験しながら、少しずつ身につけていくタイプの子もいます。

この2人は、まさにそういうタイプだと思います。

何度も同じようなことで注意される。

でも、少しずつ分かってくる。

少しずつ行動が変わってくる。

少しずつ自分で気づけるようになってくる。

その歩みはゆっくりかもしれません。

 

でも、確実に前に進んでいます。

 

似ているからこそ、伝わることがある

中3生は、中1生と話しながら、きっと中1の頃の自分を思い出していたのだと思います。

「自分もそうだったな」

「自分も提出物で怒られたな」

「自分も最初はうまくできなかったな」

そう思いながら話していたのかもしれません。

 

塾長である私が言うことも、もちろん大切です。

でも、同じように苦戦してきた先輩の言葉だからこそ、届くことがあります。

「自分も最初はできなかった」

「でも少しずつできるようになった」

「だから今からでも変われる」

そういう言葉には、実感があります。

上から教えるというより、少し先を歩いている先輩として話す。

その関係が、とても良いなと思いました。

 

良いところも似ている

提出物を後回しにしてしまう。

ギリギリになってしまう。

叱られることもある。

そう聞くと、悪いところばかりのように見えるかもしれません。

でも、私はそうは思っていません。

この2人には、とても良いところがあります。

 

素直です。

優しいです。

人のことを考えられます。

自分のことだけでなく、相手のことを気にかけることができます。

休憩室で話している様子を見ていても、それが伝わってきました。

勉強面では、まだ課題があります。

提出物の進め方も、計画性も、まだまだ練習が必要です。

 

でも、素直に受け止める力がある。

人の話を聞ける。

誰かに優しくできる。

自分と似た後輩に寄り添える。

これは本当に大切な力です。

 

勉強だけでは見えない成長

塾なので、もちろん勉強は大切です。

点数を上げること。

提出物を出すこと。

テストで結果を出すこと。

志望校に向けて努力すること。

これは当然大事です。

 

でも、生徒を見ていると、点数だけでは見えない成長もたくさんあります。

後輩に話しかけられるようになる。

自分の経験を伝えられるようになる。

相手のことを考えて言葉を選べるようになる。

自分が叱られてきた経験を、誰かのために使えるようになる。

 

こういう成長も、本当に大切だと思います。

今日の中3生の姿を見ていて、「ああ、ちゃんと成長しているな」と感じました。

 

自習室は、ただ勉強するだけの場所ではない

自習室は、もちろん勉強する場所です。

集中して机に向かう。

提出物を進める。

ワークを解く。

暗記をする。

分からないところを質問する。

それが一番の目的です。

 

でも、それだけではありません。

隣で頑張っている生徒がいる。

少し先を歩く先輩がいる。

同じように苦戦している後輩がいる。

休憩室で少し話して、また自習室に戻る。

 

そういう関係の中で、自然に刺激を受けることがあります。

家で一人だとなかなかできないことも、塾に来ると頑張れる。

隣の生徒が頑張っているから、自分ももう少しやろうと思える。

先輩の話を聞いて、少し先の自分を想像できる。

それも、自習室の大きな意味だと思います。

 

こういう関係が自然に生まれる教室でありたい

今日の様子を見ていて、こういう関係っていいなと思いました。

無理に作った関係ではありません。

同じ場所で勉強して、隣同士で自習して、休憩室で少し話して、勉強のこともテストのことも、他愛もない話もする。

その中で、自然に刺激し合っている。

そして、ただ真面目な話ばかりではなく、少し笑える話もある。

提出物を後回しにして叱られるところまで似ているのは困りますが。笑

 

でも、そこも含めて、少しずつ変わっていけばいいと思っています。

できないところがあるなら、一緒に直していけばいい。

時間がかかるなら、時間をかけて身につけていけばいい。

何度も失敗するなら、そのたびに戻ってやり直せばいい。

その中で、今日のような関係が生まれていくのは、とても嬉しいことです。

 

 

こういうものも、塾での大切な学びの一つです。

勉強は一人で進めるものでもあります。

でも、誰かの存在が力になることもあります。

今日の2人を見ていて、改めてそう感じました。

こういう関係が自然に生まれる教室であり続けたいと思います。