英語

someは「2,3の」ではありません。じゃあ4はダメなの?

こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。

 

英語を教えていると、よくあるのがsome=「2,3の」などと覚えている子です。

たしかに、そう習ったり、そう説明されたりすることはあります。

でも、この覚え方には少し問題があります。

今日はその話を書いてみます。

 

「2,3の」だと、変な疑問が出てきます

someを「2,3の」と覚えると、すぐにこんな疑問が出ます。

  • 4はダメなの?
  • 5は?
  • 6個あったらsomeじゃないの?
  • 何個までがsomeなの?

これ、かなり自然な疑問です。

でも逆に言えば、こういう疑問が出てくる時点で、その覚え方がちょっと苦しいということでもあります。

英語の単語の意味を、日本語で無理やり数字っぽく固定すると、かえって分かりにくくなることがあるんですよね。

 

someは「いくつかの」「ある程度の」が近いです

someの感覚は、きっちり「2個」「3個」と決まっているわけではありません。

もっとざっくりした、

  • いくつかの
  • ある程度の
  • いくらかの

という感じの方が近いです。

たとえば、I have some books.

なら、「私は何冊か本を持っています」です。

この時、本が2冊とは限りません。

3冊かもしれないし、4冊かもしれないし、もっとあるかもしれません。

 

大事なのは、はっきり全部を言わずに、ある程度あることを表しているということです。

 

だから「4はダメ」ではありません

結論から言うと、4でもダメではありません。

5でも6でも、文脈によっては普通にsomeは使えます。

つまり、someに対して「2,3個くらいまで」みたいな厳密な線引きをするのは、あまりよくありません。

英語は数学みたいにぴったり数字で区切る言葉ばかりではないですし、someはまさにそういう単語の一つです。

 

なぜ「2,3の」と教えられることがあるのか

じゃあ、なんでsomeを「2,3の」と習うことがあるのか。

これはたぶん、“少しある感じ”を分かりやすくしたいからだと思います。

最初にざっくりイメージを持つためには、「たくさんではないけど、少しある」という感覚をつかむのは悪くありません。

 

でも、それをそのまま正確な意味だと思ってしまうと苦しくなります。

つまり、

  • 最初のイメージとしてはまあ分かる
  • でも、そのまま固定すると危ない

ということです。

 

英語は「ざっくりの感覚」が大事なことがあります

ここ、英語ではかなり大事です。

単語の意味って、全部が全部日本語で1対1にぴったり置き換えられるわけではありません。

someもそうです。

「2,3の」と完全一致するわけではなく、もっとふわっとした“いくつかある感じ”なんですよね。

英語を勉強していると、

  • ぴったり日本語1個に決めたい
  • きれいに覚えたい
  • 例外なく整理したい

となりやすいです。

でも実際には、少し幅をもって理解した方がうまくいく単語もあります。

「覚えやすい言い換え」と「本当の意味」は少し違うことがあります

これはsomeに限りません。

 

英語ではよく、

  • 分かりやすくするための説明
  • 最初に覚えやすくする言い換え

が使われます。

それ自体は悪くありません。

 

でも、それを完全な意味そのものだと思うと、あとで苦しくなることがあります。

今回のsomeもまさにそうです。

 

「2,3の」とだけ覚えると、「4はダメなの?」という疑問が出る。

でも、そこで「いくつかの、くらいの意味なんだな」と少し広く捉えられると、かなりラクになります。

 

こういう疑問は、実はすごく大事です

ちなみに私は、「4はダメなの?」という疑問はすごくいいと思っています。

なぜなら、それはただ丸暗記して終わっていないからです。

言われたことをそのまま覚えるだけではなく、

  • それって本当にそうなの?
  • どこまで当てはまるの?
  • 何かおかしくない?

と考えているから、こういう疑問が出ます。

これは勉強ではかなり大事です。

 

英語も、ただ覚えるだけではなく、引っかかったところを考えることで、理解が深くなります。

 

最後に

someを「2,3の」と覚えている人は多いです。

でも、その覚え方をそのまま正解だと思うと、「4はダメなの?」という苦しい話になります。

実際のsomeは、いくつかのある程度のという、もっとざっくりした感覚です。

だから、4でも5でも文脈によって普通に使えます。

英語は、分かりやすくするための説明が、そのまま本当の意味とは限りません。

だからこそ、こういう小さな違和感や疑問を大事にしてほしいと思います。

 

「4はダメなの?」

その一言、すごくいい質問です。