国語
【シュークリームを説明できますか?】国語の授業で見えた表現力
こんにちは。完全個別指導塾オールウェイズです。
国語の授業では、ときどきカタカナーシというカードゲームを使うことがあります。
ルールはシンプルで、出てきたカタカナ語を、カタカナを使わずに説明するというものです。
これがやってみると、なかなか難しいんですよね。
今日も授業の中で、生徒が「シュークリーム」という言葉を、カタカナなしで説明しようとして苦労していました。
でも、この様子を見て改めて感じたのは、身近な言葉ほど、意外と説明しにくいということです。
「分かっている」は、「説明できる」とは少し違います
シュークリームなんて、みんな知っている言葉です。
見たこともある。食べたこともある。何かも分かっている。
でも、それをいざカタカナを使わずに説明してくださいと言われると、急に難しくなります。
これは勉強でもよくあることです。
自分では分かっているつもりでも、それを人に説明しようとすると、言葉が出てこない。
つまり、分かっていること と説明できること は、少し違うんですよね。
「食べ物」では、まだ広すぎます
説明タイムのあとには、「良かったところ」や「こうするともっと伝わりやすい」という話もしています。
今回のシュークリームの説明でも、いくつかポイントがありました。
たとえば、最初に「食べ物」と説明するのは、もちろん間違いではありません。
でも、これだとまだ広すぎます。
そこをお菓子とか洋菓子とすると、かなり具体的になります。
説明って、最初に大きすぎる言葉を使うと、相手の頭の中にいろんな候補が広がってしまいます。
だから、少しずつ絞っていくことが大事なんですよね。
形や色を入れると、一気に伝わりやすくなります
さらに、形や色を説明すると、相手はぐっとイメージしやすくなります。
- 丸っぽい
- 少しふくらんでいる
- 外側は焼いた色
- 中には白い甘いものが入っている
こういう情報があると、聞いている側も頭の中でだんだん形が見えてきます。
表現力というと、つい難しい言葉を使うことだと思われがちですが、実際にはそうではありません。
大事なのは、相手が想像しやすい言葉を選ぶことなんですよね。
食べた時の様子を入れると、さらに伝わります
今回の説明で、特に良かったポイントのひとつがここです。
シュークリームを説明する時に、中の白くて甘いものが、食べるとこぼれそうになるみたいな説明を入れると、一気に答えに近づきます。
これはすごく大事です。
物の説明って、見た目だけではなく、使った時・食べた時・触った時の様子を入れると、かなり伝わりやすくなります。
つまり、
- 何か
- どんな形か
- どんな色か
- どういう時にそうなるか
こういう情報がそろうと、相手の中で輪郭がはっきりしていきます。
表現力は、難しい言葉を使うことではありません
ここは、国語の授業でもかなり大事にしたいところです。
表現力というと、
- 難しい言葉をたくさん知っている
- きれいな言い回しができる
- 語彙が豊富である
というイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、それも大事な一面です。
でも、それだけではありません。
本当に大事なのは、相手に分かるように伝えることです。
難しい言葉を使っても、相手に伝わらなければ意味がありません。
逆に、簡単な言葉でも、相手にしっかり伝われば、それはとても良い表現です。
相手によって言葉を変えることも、表現力です
これもかなり大事です。
同じものを説明するにしても、
- 小学生に説明する時
- 同級生に説明する時
- 大人に説明する時
では、使う言葉は少しずつ変わります。
つまり表現力って、「自分が言いたいように言うこと」ではなく、相手に合わせて言葉を選ぶことでもあります。
相手が分かる言葉に言い換える。広すぎる言葉を少し詳しくする。イメージしやすい情報を足す。
こういうことも全部、表現力の一つだと思っています。
ちなみに、私も「マカロニ」で苦労しました
……と、ここまでそれっぽく書いてきましたが、偉そうなことを言っている私も、その次に出てきた「マカロニ」を説明するのに、かなり苦労しました。笑
知っている言葉なんです。
もちろん分かっているんです。
でも、いざカタカナなしで説明しようとすると、意外と難しい。
こういうのをやると、「知っている」と「伝えられる」は別なんだなと、自分でも改めて感じます。
最後に
国語の授業で使っているカタカナーシは、やってみると本当に面白いです。
そして同時に、
- 身近な言葉ほど説明が難しいこと
- 分かっているだけでは足りないこと
- 相手に伝わる言葉を選ぶ大切さ
も、かなり実感できます。
表現力は、難しい言葉を使うことだけではありません。
むしろ、相手に分かりやすく伝えることの方がずっと大事な場面もあります。
今日のシュークリームの説明も、そして私のマカロニの苦戦も、まさにそれを感じる時間でした。



