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【注目】「調整授業時数制度」で学校教育はどう変わる?
こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。
先日、文部科学省が新しい制度「調整授業時数制度」を検討しているというニュースが報じられました(2025年9月19日)。
この制度が導入されると、学校教育の仕組みが少しずつ大きく変わっていきそうです。
調整授業時数制度とは?
これまで学校教育は「学年ごとに決まった授業時数をこなす」形が基本でした。
しかし、新制度では、 ある学年で余った授業時間を別の学年や教科に回す など、柔軟に調整できるようになります。
たとえば...
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中1の余裕のある教科を少し減らして、中2で重要な単元に時間を多く確保する
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長期欠席や不登校から復帰した生徒に学び直しの時間を重点的に配分する
といったことが可能になります。
学校ごとの特色がより強まる
この制度によって、学校ごとに以下のような色が出てくる可能性があります。
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進度の速さ:「数学を重点的に」や「国語表現を重視」など、教科配分の違い
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探究学習やキャリア教育:地域に根ざした学習(広島なら平和学習や産業学習)に時間を充てる
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個別対応:長期欠席の子どもへの学び直しサポートが柔軟に
👉 同じ公立校でも「学び方」が変わってくるかもしれません。
広島市・安佐南区での見通し
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制度は 2026年度から、各都道府県・指定都市ごとに最大5校程度 を研究校として先行実施予定です。
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現時点で広島市内の指定校は未定ですが、もし安佐南区の学校が選ばれれば、私たちの身近な子どもたちに直結する大きな変化となります。
私が思うこれからの教育
制度の具体的な運用はこれからですが、私自身は「技術科や情報科の授業が増える方向に進むのではないか」と考えています。
特にAIが身近になっている今、
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適切なプロンプトの書き方
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AIとどう向き合うか
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情報を批判的に読み解く力
といったスキルは、これからの社会で欠かせません。
こうした学びに授業時数が回されるようになることも十分考えられます。
塾としてできること
完全個別指導塾オールウェイズでは、制度や学校の方針が変わっても、
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学校ごとの進度や教育方針の違いを把握して補強
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生徒の得意・不得意に合わせた指導
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AI時代に求められる「考える力」「言語化力」「分析力」の育成
を続けていきます。
制度の変化は不安もありますが、見方を変えれば子どもたちが新しい力を身につけるチャンスでもあります。



