社会

夏期講習

投票率58.51%…当たったけど、素直に喜べない。

 

こんにちは、完全個別指導塾オールウェイズです。

 

参議院選挙が終わりましたね。

先月、生徒と「参院選の投票率、どのくらいになると思う?」と予想し合ったのですが、

私は58%、生徒は61%と予想。

結果は――58.51%

 

まさかのドンピシャ。

ここまで当たるとは正直びっくりです。

ぐるナイだったら、ピタリ賞100万円です。

 

でも、「当たった〜!」と喜ぶ気持ちは、ほんの一瞬で終わりました。

なぜなら、まだ半分の人しか投票に行っていないという事実が重くのしかかったからです。

 

広島県の投票率は…53.90%

 

全国平均よりもさらに下がってしまった広島県の投票率。

なぜこの数字になるのか。

生徒たちと一緒に「どうすれば投票率が上がるのか」「広島県の特徴や要因は?」と考える時間を取りました。

 

最初は「みんな面倒くさがってるんじゃない?」「忙しくて行けない人も多いのかも」なんて軽い言葉が出ていたものの、

調べていくうちに「若者が行かないと、高齢者の意見ばっかりが反映されてしまう」

「行かないと現状は変わらない」

と、生徒たちの視点にも変化が。

 

これは、「公民を覚える」ではなく「社会を考える」という、まさに理想の学び方だと思います。

 

偏りのない学びを意識しています

 

このように、政治に関するテーマを塾で取り上げる際は、特定の立場に偏らないように細心の注意を払っています。

私の意見を押し付けるのではなく、「どう思う?」と問いかけて、生徒自身に考えてもらうことを大切にしています。

 

大人の世界では、知らず知らずのうちに“正しさ”が決められてしまいがちです。

でも、子どもたちには「いろんな視点があること」そのものを知ってほしい。

そのためにも、公平で自由な学びの場を目指しています。

 

点数にはならない。でも、こういう学びが「生きる力」

 

テストに出る知識も大事ですが、

「自分ごととして社会を考える力」は、何より価値があると私は信じています。

 

点数では測れないからこそ、こういうテーマを塾でも積極的に取り上げていきたい。

当たり外れよりも、「自分の頭で考えて言葉にしてみること」。

それをこの夏も、大切にしていきます。